「BTS」JINは今年中に入隊する?…世界も注目する7人の入隊問題


「BTS(防弾少年団)」の軍服務問題が、世界的な関心を生んでいる。

ロイター通信は現地時間4日、「韓国のボーイズバンド『BTS』が、ライブショーから休息を取ることにした奇襲的な決定は、数十年に渡った冷戦の脅威に直面して、世界的な大衆文化のトレンドを形成している国で、義務的な軍服務に対する論争を再び起こした」と指摘した。

通信は、「18歳から28歳のすべての健康な男性が、敵対的な北朝鮮を防御するための努力の一環として、約2年間服務しなければならない韓国での軍服務は、非常に論争的である」と書いた。


続いて、「数年間、オリンピックやアジア大会でメダルを取った男性選手たちと、特定の大会で最高賞を受賞したクラシック音楽家や舞踊家を含む、特定の部類の男性たちは、一定期間服務を延期したり、さらに短い服務期間を許容する免除の恩恵を受けた」と伝えた。

2019年の改訂法により、世界的に認められるK-POPスターは30歳まで、彼らの入隊を延期することができた。議会は現在、K-POPスターが3週間の軍事訓練ができるように許容する、新しい改正案を論議している。

ロイターは、「『BTS』に、そして特に年長のメンバーJINにとって、議会での審議の結果は重大だろう」とした。

このバンドのマネージメント社は、長期間7人の「BTS」メンバーに彼らの義務を尽くそうとする熱意を見せてきたが、2年間の専業軍服務の現実は、時間が過ぎるほど急激に目立っている。

29歳のJINは、可能な限り長く軍服務を持ち越しており、30歳になると2年間軍服務をしなければならないという切迫した展望に直面している。

K-POPスターのための3週間の訓練を含むように、改正案を発意したユン・サンヒョン議員は「JINとバンドのメンバーにとって、国会が決定を下すのを待つのは途方もないストレスであり、彼らが公演を休む主な理由」と話した。

ユン議員は、ロイター通信に「メンバーは疲労感と休息の必要性を主な原因として挙げたが、本当の理由はJINの軍服務のため」と語った。

続けて、「『BTS』が“ソフトパワー”を通じて、全世界的に韓国の認知度を高めた程度は、彼らの軍服務を考慮する時に考えなければならない」とし、「『BTS』は1,000人以上の外交官がしなければならないことを、やってみせた」と話した。

2013年のデビュー以降、「BTS」は若者に力を与えることを目標にした楽しいヒット曲とソーシャルキャンペーンで、世界的なセンセーションを巻き起こした。

「BTS」は昨年、アメリカンミュージックアワードでアジアグループとしては初となる、「今年のアーティスト」を受賞して、5月にはジョー・バイデン米大統領にホワイトハウスで面会し、アジア人を狙ったヘイト犯罪について論議した。

ビッグヒットマネージメント社を含む、K-POPエージェンシーの連合体である韓国音楽コンテンツ協会のチェ・グァンホ事務総長は、決定を待つ時間が苦しかったとし、「若いアーティストは、決して実現しない希望で拷問にあった」と話した。

4月のギャロップの世論調査は、およそ60%の韓国人が世界的に成功したK-POPスターの軍服務を免除する法案を支持して、33%が反対した。

先立って、HYBEのイ・ジンヒョンCCOは、ことし4月の米ラスベガスでの「BTS」ツアー記者懇談会の席で、兵役法に対する質問に「ずっと兵役制度が変化して、時点を予測しにくいので、アーティストも苦しがっているのが事実だ」としながら、「本人たちの計画を組むのが難しいため、苦しがっていることも事実であることはある」と明らかにした。

イ・ジンヒョンCCOは、そうしながら「会社は社会とアーティスト全員に、有益に結論がでるようにベストを尽くそうとしている」とし、「今回の国会では、兵役法が整理されたらうれしい、不確実性が困難を与えるのは事実なので、すみやかに兵役法について議論されることを望んでいる」と訴えたりした。

K-POPだけが、規則の変化を望む唯一の分野ではない。ユン・ソギョル大統領の新政府は、コンピュータチップとは別の技術分野の一部の技術者と、研究員に対する免除を考慮している。

国防省は、すべての市民が国家を防御する義務を尽くさなければならないという、憲法上の要求事項を指摘した。

文化体育観光部の関係者は、「免除対象である芸術・スポーツマンの範囲に、大衆文化の芸術家を追加するのは公正性の側面で、細心な考慮が必要だ」と語った。

一部の若い男性も、「BTS」の特別待偶について気になっている。

20歳の一般男性は、「オリンピックの優勝者がなぜ免除されるのかは理解できるが、『BTS』については確信できない」と明かした。

彼は、「オリンピックはすべての国民が同じチームを応援するが、国民みんなが『BTS』のファンではない。多くの人が彼らに関心がない」と話した。

一方、「BTS」の最年長JINは1992年生まれで、2020年の大衆文化芸術分野の功労者として、時期を30歳まで延期している。兵役法が改定されない限り、JINは今年中に軍に入隊しなければならない。そしてJINを始まりに、1993年生まれでのSUGAも来年入隊しなければならなず、以降順にRMとJ-HOPE、VとJIMIN、JUNG KOOKが順に入隊することになる。

WOW!Korea提供

2022.07.05