パク・ボギュン韓国文体部長官、BTS(防弾少年団)兵役特例に慎重論…“国民世論重要”

韓国のパク・ボギュン文化体育観光部(省に相当。以下文体部)長官(大臣に相当)が、BTS(防弾少年団)の兵役特例の適用に慎重でなければならないという立場を明らかにした。
パク・ボギュン長官は4日、政府の世宗(セジョン)庁舎で行われた就任(5月16日)後初の公式懇談会で記者から関連の質問を受け、「兵役問題は神聖な義務だと思う」とこのように述べた。


それとともに「BTSが全世界的に韓国のKカルチャーを広め、韓国ブランドを圧倒的に高めたという点、基礎芸術分野と大衆芸術間の公平性の問題など、3つの要素でアプローチしている」として「何より国民世論が重要だと考える」と付け加えた。
彼は続いて「こうした意見を盛り込んで兵務庁と国会に伝えている」と重ねて慎重な立場を再確認した。


先立ってユン・ソクヨル大統領も慎重論を尊重した。ユン大統領は先月、ソウルの龍山(ヨンサン)大統領室への出勤途中、BTSの兵役特例問題と関連して「大統領が先に立場を明らかにするのではなく、国民がそれをどのように見つめるのか、そのような国民の考えと世論に従って法に定められたとおりに(しなければならない)」と語った。
そうしながらも「でなければ、国民の世論がそうなら関連の規定を国会で変更することもでき、私が今先に語る状況ではないと思う」と述べた。

2022.07.05