「個別インタビュー」映画「エターナル」イ・ジュヨン監督が絶大な信頼を寄せるイ・ビョンホン&コン・ヒョジンの魅力とは?「演技スタイルが全く違う2人。それぞれのいいカラーが出ていました」

映画「マグニフィセント・セブン」「G.I.ジョー」などハリウッドで活躍中のイ・ビョンホンが、「10年ぶりに素晴らしい小説を読んだかのような、心に深く響く作品」と脚本にほれ込んだ、イ・ビョンホン史上最高のラブ・サスペンス映画「エターナル」。

主人公となる証券会社の支店長カン・ジェフンの複雑な感情を言葉ではなく、表情や視線で表現したイ・ビョンホンに加え、その妻スジン役として実力派女優コン・ヒョジン、キーパーソンとなるジナ役としてアン・ソヒ(元Wonder Girls)が脇を固める。

メガホンを取ったのは、名匠イ・チャンドン監督が才能を認め、本作で長編映画デビューを果たした女流監督イ・ジュヨン。そんな新人監督でありながら、豪華キャストを擁し、オーストラリアロケを敢行しながら、鮮烈な手腕を発揮したイ・ジュヨン監督が、2月16日(金)からの全国ロードショーに先立ち、キャストの魅力や制作秘話などを語ってくれた。

-「エターナル」はどのような意図で企画がスタートし、脚本が完成していったのでしょうか。

韓国では社会的な話題、歴史的な事件を映画化することはよくあるんですが、私はそういう事件そのものよりも、中にいる人たちに関心が高いほうなんです。今回、家族の話でもあるし、主人公としてイ・ビョンホンさんが登場しますが、これを見たとき、他人事ではなく、自分にも通じるものがある、と共感を得られる作品にしようというのが最初の目標でした。

そして、もっと早く相手の気持ちが分かっていたら、自分の気持ちを伝えられたのに、距離的、気持ちの時差があり、それができなかったことによって、悲劇に至る物語になっているんですが、もう少しお互い正直になって、自分が本当に望んでいるものは何なのか、ということについて悩んでみたいという思いで、シナリオを書き進めました。

ところが、一緒にシナリオの研究開発を手掛けてくださったイ・チャンドン監督があまりにも面白くないと言うので、何度も書き直したんです(笑)。それで、主人公の結末を変えたところ、イ・チャンドン監督が「いいんじゃないか」と言ってくださり、なんとか説得力のあるシナリオが出来上がったのではないかと思います。


-イ・ビョンホンさんは今回、派手なアクションもなく、シリアスな“静の演技”をされていますが、今回一緒に仕事をしてみて、どんな印象を持ちましたか

本当に細かくて生真面目で、いろいろと悩むんですが、集中力も素晴らしいんです。集中力が高い分、私にいろんなことを質問してきたので、だいぶ苦しめられたし、小言も多かったですね(笑)。私にとっては初めての長編映画だったので、未熟なところがありましたが、本当にいい先輩に出会えて、いろんなことを学べた気がします。

イ・ビョンホンさんの立場からすると、新人監督と仕事をするというのは、負担も大きかったはずです。でも、ご本人は自分に対する自信があったから、この作品を選んだと思います。そういうイ・ビョンホンさんの自信を全ての作業が終わってから、さらに実感しました。だから、撮影前より、撮影後のほうが、もっとイ・ビョンホンさんへの好感度も上がり、尊敬するようになりました。

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2018.02.15