1764年に江戸時代で11回目にあたる朝鮮通信使の来日があったが、以後はまったく途絶えてしまった。そこには一体、どんな事情があったのだろうか。 松平定信の意向 徳川将軍が代わる度に幕府が対馬藩を通して朝鮮通信使の来日を要請するのが通常の手続きだった。 1787年に11代将軍・徳川家斉が襲職したときも…
待ちに待ったパク・ボゴムの芸能界復帰だった。彼は本来なら今年4月30日に除隊するはずだったが、余っていた休暇をまとめて消化して2月21日付けで完全に除隊となった。本当に嬉しいニュースだ。 画像提供=tvN 『青春の記録』で演じた主人公 兵役満了で除隊となっただけに、パク・ボゴムは早めに芸能界の活動を…
韓国の地方を鉄道で旅しているときの話である。乗った特急列車は全席指定だった。指定席券を買って乗り込むと車内はガラガラ。指定された号車にはたった1人しか座っていなかった。 そこは私の席! たった1人の乗客。それはかなり高齢の女性だったが、私が車内に入ったときに、なぜかキョロキョロしていた。落ちつかない…
光海君を追放して、16代王・仁祖(インジョ)となった綾陽君(ヌンヤングン)。彼は王として大きな屈辱を受けることになってしまう。いったいなにがあったのだろうか。 ドラマ『華政』で仁祖を演じたキム・ジェウォン 王としての苦労 王になる前の綾陽君は、クーデターを成功させるほど卓越した戦略性と優れた統率力を…
韓国ドラマの面白さは、一体どこにあるのだろうか。まるで、漫画の世界から飛び出して来たような、美男美女が繰り広げるラブストーリー。そこに複雑に絡み合う運命の糸。毎回、何かが起きるドキドキ感。見始めたら途中でやめられなくなる。 写真=tvN『愛の不時着』公式サイトより ビッグカップル誕生におめでとう 『…
ドラマ『華政』で光海君を演じたチャ・スンウォン 朝鮮王朝15代王・光海君(クァンヘグン)は、10代王・燕山君(ヨンサングン)と同じく暴君として知られているが、彼の業績を見直そうという動きもある。果たして、光海君は本当に暴君なのだろうか。 光海君の活躍 光海君は、14代王・…
族譜の中身はこのような記述になっている 韓国のどの一族でも「族譜(チョッポ)」と言われるものが保存されている。この族譜は、一族の初代から現代の子孫までの系譜をまとめたもので、自分の出自を証明する重要な歴史的資料である。 王子の乱 先祖の1人に、620年前の王妃がいる。 朝…
朝鮮通信使の宿舎となった鞆の浦(広島県)の福禅寺 朝鮮通信使が来日した年を見てみると、順に1607年、1617年、1624年となっている。この3回の来日は、戦時中に日本に連れて来られた人々を帰国させることが主たる目的になっていて、「刷還使」という役割を担っていた。 使節の…
ドラマ『宮廷女官 チャングムを誓い』の第1回冒頭で、かつての王妃が毒をあおいで死ぬ場面がある。とても印象深いシーンだったが、このときの元王妃が廃妃・尹(ユン)氏である。彼女は、9代王・成宗(ソンジョン)の正室だった。とはいっても、側室から繰り上がったという経緯があった。 姑と嫁の仲は最悪 成宗の最初…
韓国を旅行するときは、バスがとても便利だ。各都市を結んでいる長距離バスが多く、便数も多くて料金が安い。かくしてバスに乗る機会が増えるのだが、そのときにビックリさせられることが多い。 バスの運賃は? 日本で地方のバスに乗ったときは、ごく平穏だ。本数こそ少ないものの、渋滞がないから時刻にわ…