ソウルは、どこでも路上販売が盛んな街である。人が集まれば、そこに臨時の店ができて、呼び込みの声がこだまする。食べ物の露店が特に多いが、その他にも服、カバン、CDなどの定番商品が路上の台に積み重なっている。時間が余ったときには、そういう露店を見てまわるのも楽しい。 地下鉄の車内の売り子 …
写真=韓国tvN公式サイトより パク・ソジュンは本来の自分自身について「客観的で、冷静で、ときには悲観的なこともあります」と分析している。そんな彼が『キム秘書はいったい、なぜ?』の撮影に入ると、戸惑いが大きかった。それはなぜなのか。 ドラマを通して自分が変わった! パク・…
テレビ局には、毎日多くの問い合わせや抗議がある。それだけ、多くの人が見ているということなのだ。しかし、韓国の場合には、日本では考えられないような抗議がテレビ局に来ることがある。それは何だろうか。 先祖は裏切り者? たとえば、韓国時代劇に自分の先祖が出たとする。 とてもいい役だった場合は…
韓国tvNで放送中のドラマ『二十五、二十一』は、ネットフリックスでも同時配信されている。第10話まで終わり、これから第11話以降の終盤を迎える。佳境に入ってきた『二十五、二十一』の見どころをまとめてみよう。 画像提供=tvN 2021年のナ・ヒド ナム・ジュヒョクが演じるペク・イジンとキム・テリが扮…
1735年に生まれた思悼世子(サドセジャ)は神童と呼ばれた。喜んだ父の英祖(ヨンジョ)は、思悼世子が10歳のときから政治の表舞台にデビューさせた。これがいけなかった。当時の主流派閥は老論派(ノロンパ)だったが、思悼世子は老論派を批判してしまったのだ。 老論派のたくらみ 英祖は思悼世子が…
『梨泰院クラス』でパク・ソジュンが扮するのは、大きな野望を持ったパク・セロイという青年だ。このドラマは、タイトルにあるように、ソウルの有名な繁華街である梨泰院(イテウォン)が舞台となる。 演じるのは「情熱の男」 世界中で人気を集めたポン・ジュノ監督作品の『パラサイト 半地下の家族』。カンヌ国際映画祭…
韓国人の姓は漢字1文字が基本。しかも、種類はわずか300足らずしかない。日本人の姓は1万以上もあると言われているから、韓国人の姓の少なさは際立っている。その中で、突出して多い姓が金(キム)と李(イ)である。 この中に金(キム)さんがいるに違いない 5大姓で過半数を超える 金という姓が韓国の人口に占め…
写真=韓国tvN公式サイトより パク・ソジュンとパク・ミニョンが共演した『キム秘書はいったい、なぜ?』は、韓国ドラマの新しいラブコメの面白さを示した作品だ。特にパク・ソジュンが随所に見せる「落差」がこのドラマのツボであった。 急に迷える小羊に! 韓国ドラマの大きな特徴は何…
明聖(ミョンソン)王后は17歳のときに夫の顕宗(ヒョンジョン)の即位によって王妃となり、世継ぎとなる長男を19歳で出産した。その長男が19代王・粛宗(スクチョン)になったのは1674年で、明聖王后は32歳だった。 高官たちから抗議を受けた 意外だが、朝鮮王朝の王妃の中で明聖王后のように「世子嬪→王妃…
韓国は土葬の国である。「人間は死ねば、身体は土に還り、魂は空に飛んで行く」という考え方が根強い。その結果、世を去った人は火葬されずに、そのまま土に埋められて、その上にお椀のような形をした土を盛られる。死者は小さな古墳にまつられるのだ。しかし、最近の韓国は事情が変わってきた。 土葬ではそれぞれの墓が小…