韓国時代劇のドラマ『イ・サン』や映画『王の涙-イ・サンの決断-』の主人公として有名な正祖(チョンジョ)。王になる前から何度も命の危機にさらされた彼は、どのような人生を歩んだのだろうか。その背景を見てみよう。 幼少時に受けたトラウマ 21代王・英祖(ヨンジョ)の息子である荘献(チャンホン)。聡明だった…
『オクニョ 運命の女(ひと)』で主役のチン・セヨンが扮していたのが茶母(タモ)という職業人だった。これは、何をする人のことだろうか。具体的に、茶母の仕事の内容を見ていこう。 儒教社会の倫理観 朝鮮王朝時代は身分制度が厳格であり、両班(ヤンバン)のような上流階級の屋敷では、身分が低い人たちが様々な雑役…
ドラマが持つ「人を動かす力」というものを心から実感させてくれた作品が『イ・サン』でした。このドラマは、見どころが多い時代劇です。特に、激しい党争の中で常に生命の危機を抱えていた主人公のサンが、少しずつ名君に育っていく過程がとても興味深いものでした。 博識で人格高潔だった 『イ・サン』は、現代にも通じ…
恵敬宮(ヘギョングン)は、21代王・英祖(ヨンジョ)の時代に領議政(ヨンイジョン/現在の総理大臣)を務めた洪鳳漢(ホン・ボンハン)の娘である。彼女は、思悼世子(サドセジャ)の妻としてどのように過ごしたのか。 陥れられた思悼世子 朝鮮王朝時代の王子は、現代と比べものにならないほど結婚が早…
日本で人気を博した韓国時代劇は数多いが、その中でも『イ・サン』は別格だった。とにかく、このドラマを絶賛する人が多い。それは主役のイ・ソジンの演技力に負う部分も大きいだろう。 正祖の魅力は人間らしさ 『イ・サン』で主役を演じたイ・ソジンが、このドラマについて存分に語っている。そのエッセン…
イ・ソジンが主演して大ヒットした時代劇『イ・サン』。主役の彼は、趣味にスポーツとロッククライミングを挙げるだけあって、運動神経が抜群だった。劇中の乗馬シーンも、スタントマンなしで見事にこなした。 何でも工夫するイ・ソジン イ・ソジンにとっては、アクションシーンもお手のものだった。無事に…
文定王后(ムンジョンワンフ)は「朝鮮王朝3大悪女」ではないが、自分の子を王にするためにやったことを見れば、彼女も典型的な悪女の1人である。文定王后は存命中にいったい何をしたのだろうか……。 自分の子を王にするために 文定王后は、11代王・中宗(チュンジョン)の二番目の正室である章敬(チ…
『オクニョ 運命の女(ひと)』では、チン・セヨンが扮するオクニョが、16世紀の朝鮮王朝時代に典獄署(チョノクソ)で育った設定になっている。この典獄署とは、どんな役割を持った場所なのだろうか。 囚人をしっかり管理 現代的に言えば、典獄署は刑務所と同様だ。この典獄署の施設には多くの囚人たち…
尹元衡(ユン・ウォニョン)は、取るに足らない人間だった。しかし、自分の力ではなく、姉の権力を利用して成り上がっていった。その姉というのが、11代王・中宗(チュンジョン)の3人目の正室となった文定(ムンジョン)王后だった。 姉が王妃になって運命が変わる 文定王后が中宗の継妃になったのは1…
1392年から1910年まで518年間も続いた朝鮮王朝。この長寿王朝の歴史には、王宮を揺るがす数々の大事件が起こっていた。それが韓国時代劇の重要なネタになっているのだが、『オクニョ 運命の女(ひと)』でも歴史的な事件がドラマを彩っている。 チャングムの次の時代 『オクニョ 運命の女(ひ…