韓国の国語の教科書にも詩が掲載されるほど有名な女流詩人だったファン・ジニ。ドラマではハ・ジウォンが彼女を演じていた。詳しい経歴などはわからないが、実際にはどのような人物だったのだろうか。 多くの男性から愛された女性 ファン・ジニは、朝鮮王朝11代王・中宗(チュンジョン)が統治する時代に…
『オクニョ 運命の女(ひと)』には、実在の人物と架空の人物が混在していますが、実在の人物には悪人が多いようです。その中でも特に悪いのが文定(ムンジョン)王后だと言えるでしょう。 国王を毒殺? 文定(ムンジョン)王后は11代王・中宗(チュンジョン)の三番目の正室ですが、まさに希代の悪女で…
韓国時代劇『オクニョ 運命の女(ひと)』は朝鮮王朝の13代王・明宗(ミョンジョン)の統治時代の話である。しかし、明宗は名ばかりの王だった。実母の文定(ムンジョン)王后が強権を持って官僚たちを牛耳っていたからである。 19歳上の兄 明宗は1534年に生まれた。父は11代王・中宗(チュンジョン)で、母は…
韓国時代劇に出てくる朝鮮王朝の国王というと、玉座にじっと座っているだけ、というイメージがあった。そんな印象をガラリと変えたのが『イ・サン』だった。イ・ソジンが演じた正祖(チョンジョ)は剣の達人でもあった。 見事な剣さばき イ・ビョンフン監督は『イ・サン』の中で正祖をスーパースターのように描いていた。…
『オクニョ 運命の女(ひと)』の中で、悪女ぶりを存分に見せているのが鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)だ。朝鮮王朝三大悪女の1人に数えられている鄭蘭貞とは、実際にどういう女性だったのか。 文定王后の手先 奴婢(ぬひ)だった母から生まれた鄭蘭貞は、貧しさから脱するために妓生(キセン)となった。 そこで見つけ…
貞純(チョンスン)王后は、朝鮮王朝21代王・英祖(ヨンジョ)の二番目の正室となった女性だ。政治を思い通りに動かした彼女は、どのような人生を歩んだのだろうか。 14歳の王妃 英祖の最初の正室は貞聖(チョンソン)王后であったが、彼女は英祖の息子を産むことができず、彼が側室に子供を産ませていくのを見ながら…
『オクニョ 運命の女(ひと)』の登場人物の中で、実在した重要人物は文定(ムンジョン)王后、尹元衡(ユン・ウォニョン)、鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)、明宗(ミョンジョン)といった面々だ。歴史的にはどんな人物だったのか。 悪の女帝 『オクニョ』に登場する歴史的人物の中で一番強烈なのが文定王后だ。 この文…
正祖(チョンジョ)の生涯を描いた名作『イ・サン』には毒殺説がまったく出てきません。韓国で「正祖毒殺説」はあまりに有名なのに、イ・ビョンフン監督は毒殺の疑惑をドラマの中に出さなかったのです。それは、なぜでしょうか。 黒に近い灰色 1800年6月、48歳の正祖は急に高熱を発して亡くなりました。 そのとき…
朝鮮王朝の王妃の中で聖女として慕われたのが、正祖(チョンジョ)の正室であった孝懿(ヒョイ)王后である。しかし、彼女は毒殺される危機に瀕した。それは果たして、どんな事件だったのだろうか。 パク・ウネが演じた孝懿王后! 正祖が側近として一番頼りにしたのが洪国栄(ホン・グギョン)だった。この洪国栄は『イ・…
現在の韓国の人たちは、朝鮮王朝の偉大な国王であった22代王の正祖(チョンジョ)のことを考えたら、頭の中にイ・ソジンが演じた国王の姿が浮かんでくるのではないだろうか。それほど、ドラマ『イ・サン』でイ・ソジンは鮮烈な印象を残した。 苦悩する姿 イ・ビョンフン監督は、正祖の一代記をドラマ化するにあたり、イ…