韓国時代劇といえば、厳しい境遇の中で苦労しながら努力して成長する女性主人公を描いた傑作が多い。そんな作品の主人公となっていた女性の中から、とても有名な5人をピックアップしてみよう。 最初にこの3人 ◆仁粋(インス)大妃 〔1437~1504年〕 7代王・世祖(セジョ)の長男・懿敬(ウィギョン)の妻。…
韓国のTV朝鮮で放送中の『揀択(カンテク)~女人たちの戦争』が人気を集めている。主演は『オクニョ 運命の女(ひと)』や『不滅の恋人』に主演したチン・セヨン。そして、キム・ミンギュが共演している。 全土に禁婚令 新しい時代劇『揀択(カンテク)~女人たちの戦争』はTV朝鮮で2019年12月14日から放送…
写真=韓国KBS『雲が描いた月明り』公式サイトより 大ヒットした『雲が描いた月明り』でパク・ボゴムが扮した主人公のイ・ヨンは史実では孝明世子(ヒョミョンセジャ)と呼ばれた。彼は23代王・純祖(スンジョ)の長男として1809年に生まれた。 様々な改革を実行 孝明世子は幼いころから聡明で、…
時代劇『トンイ』の主人公トンイのモデルとなった淑嬪・崔氏(スクピン・チェシ)は、ドラマで描かれたような聖女ではなかった。政治の裏舞台でいろいろと暗躍した女性なのである。 ライバルは張禧嬪 19代王の粛宗(スクチョン)の統治時代には、政治の主導権をめぐって二大派閥が争っていた。 その二大…
21代王の英祖(ヨンジョ)の正妻は貞聖(チョンソン)王后だ。彼女は子供を産むことができなかったが、側室から王子が生まれていた。長男は9歳で病死してしまったが、二男が1735年に生まれて神童と称されるほどの才能を見せた。その二男が思悼世子(サドセジャ)である。 老論派の画策 頭脳明晰だっ…
ドラマ『トンイ』の主人公トンイは史実では淑嬪・崔氏(スクピン・チェシ)のことだ。彼女が歴史上、どのような経緯で王宮に入ってきたかがはっきりしていない。諸説があるのだが、どれも確証がないのだ。 伝えられているエピソード 諸説の中で一番もっともらしく言われているのが、王宮で水汲みをする女性…
韓流時代劇を見ていて特に目立つのが悪女の存在だ。様々な大事件が起こったとき、その背後には恐ろしいほどの悪女が潜んでいた。その中でも特に名が知られた悪女は誰なのだろうか。 残りの2人とは? 朝鮮王朝の三大悪女と称されるのは、燕山君(ヨンサングン)の側室で浪費の末に国家財政を破綻させた張緑…
朝鮮王朝には、王子として国王になる可能性もあったのに兄弟に殺されてしまった5人の王子がいる。それは、李芳碵(イ・バンソク)、安平大君(アンピョンデグン)、錦城大君(クムソンデグン)、臨海君(イメグン)、永昌大君(ヨンチャンデグン)である。 この5人! 李芳碵(イ・バンソク) [1382…
ドラマ『トンイ』の主人公トンイは、歴史的には淑嬪・崔氏(スクピン・チェシ)のことだ。彼女は1694年に19代王・粛宗(スクチョン)の側室として王子を産んでいる。それが後に21代王になる英祖(ヨンジョ)である。 不思議な王命 王子を産んだことによって淑嬪・崔氏の立場は強くなったが、我が子…
イ・ビョンフン監督の傑作時代劇『トンイ』で、ハン・ヒョジュが演じたトンイは、明るくて純粋な女性として描かれていた。反対に張禧嬪(チャン・ヒビン)は、典型的な悪女になっていた。しかし、それは史実の通りなのだろうか。 40日後の告発 ドラマ『トンイ』の主役だったトンイは淑嬪(スクピン)・崔…