1506年、燕山君(ヨンサングン)はクーデターで王宮を追われた。代わって即位したのが、燕山君の異母弟であった中宗(チュンジョン)だった。彼の妻の端敬(タンギョン)王后は堂々たる「国母(クンモ)」になったのだ。 復位を望む声 クーデターを成功させた高官たちは、端敬王后の廃妃を主張した。な…
写真=MBC公式サイトより 韓国時代劇『トンイ』の主人公となった淑嬪(スクピン)・崔(チェ)氏。彼女は、朝鮮王朝19代王・粛宗(スクチョン)の寵愛を受けた女性の1人である。いったい淑嬪・崔氏はどんな女性だったのだろうか。 粛宗との出会い 19代王・粛宗と出会ったとき、淑嬪…
写真=韓国tvN『100日の郎君様』公式サイトより EXOのD.O.(ディオ)として知られるド・ギョンスは、俳優としても才能が豊かだ。彼が主演する『100日の郎君様』は、毎週日曜日の午後11時からNHKの総合テレビで放送されている。 ド・ギョンスがいい 『100日の郎君様…
張禧嬪(チャン・ヒビン)が19代王・粛宗(スクチョン)の側室になったとき、正室は仁顕(イニョン)王后だった。仁顕王后に早く子供ができていれば、王妃としての立場は磐石だったと思われるが、あいにく彼女は病弱で、床に伏す日が多かった。結局、粛宗は張禧嬪のもとに入り浸(びた)りとなった。 王妃…
写真=TV朝鮮公式サイトより 『不滅の恋人』でユン・シユンが演じるイ・フィ(ウンソン大君)は、歴史的には安平大君(アンピョンデグン)がモデルになっている。この安平大君のように、兄弟に殺されてしまった王子が5人もいた。それは果たして誰なのか。 安平大君の無念 次の国王になれ…
朝鮮王朝の王は、唯一無二の絶対権力者であった。どれだけの力があったのか。現代的な感覚でいうと、総理大臣、外務大臣、財務大臣、警察庁長官、最高裁長官を兼ねるほどの存在だった。 仕事は1万種類 朝鮮王朝の王は自ら政治と経済の権限を一手に握り、外交を仕切り、法律を作り、税金を徴収し、官僚の人…
トンイは歴史上では淑嬪(スクピン)・崔(チェ)氏と言われている。彼女は1670年に生まれ、後に粛宗(スクチョン)の側室になった。史実の淑嬪・崔氏はドラマとは違う顔を持っていたようだ。 トンイの人生は? 粛宗の統治時代、官僚の派閥では西人派と南人派が激しく争っていた。 そして、西人派が意…
NHKの総合テレビで毎週日曜日の午後11時から放送されている『100日の郎君様』。第8回では、若い女性が履く美しい靴が出てくる。その靴について説明しよう。 花の模様が入った「コッシン」 「花の履物」 『100日の郎君様』の第8回では、ウォンドゥク(ド・ギョンス)がホンシム(ナム・ジヒョン)に美しい靴…
朝鮮王朝には国王ですら恐れた「性格がきつすぎる王族女性」が何人もいたが、その中で特に5人を選んでみよう。彼女たちは韓国時代劇にも登場して王族男性をよく震え上がらせている。 最初の3人 まずは神懿(シンイ)王后だ。 朝鮮王朝を建国した李成桂(イ・ソンゲ)の最初の妻である。高麗王朝の武将として出世街道…
朝鮮王朝の3大悪女といえば、張緑水(チャン・ノクス)、鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)、張禧嬪(チャン・ヒビン)のことだが、この3人より性格がワルだったと言える側室がいた。果たして、その側室とは? 王と世子の対立 16代王の仁祖(インジョ)は、1637年1月に清の皇帝の前で屈辱的な謝罪をさせられた。さら…