韓流時代劇を見ていて特に目立つのが悪女の存在だ。様々な大事件が起こったとき、その背後には恐ろしいほどの悪女が潜んでいた。その中でも特に名が知られた悪女は誰なのだろうか。 残りの2人とは? 朝鮮王朝の三大悪女と称されるのは、燕山君(ヨンサングン)の側室で浪費の末に国家財政を破綻させた張緑水(チャン・ノ…
『不滅の恋人』は韓国で放送時の原題が『大君~愛を描く』だった。この「大君」というのは、国王の正室が産んだ王子のことを意味している。そして、このドラマに登場する大君のイ・ガンとは、歴史上では首陽大君(スヤンデグン)のことだ。この人物は後に世祖(セジョ)として7代王になった。 決心した首陽大君 首陽大君…
写真=韓国tvN『100日の郎君様』公式サイトより NHKの総合テレビで放送の『100日の郎君様』。ド・ギョンス(EXOディオ)が主演して凛々しい世子(セジャ)に扮している。この世子というのは、朝鮮王朝でどんな存在だったのだろうか。 春宮や東宮とも呼ばれた 朝鮮王朝の国王の正式な後継者のことを「世子…
『不滅の恋人』に登場するイ・フィ。そのモデルとなっているのが安平大君(アンピョンデグン)だ。彼は、朝鮮王朝最高の名君と評価される4代王・世宗(セジョン)の三男として1418年に生まれた。この1418年というのは、まさに世宗が即位した年であった。 競争心が強かった兄弟 世宗には多くの息子がいた。 長男…
イ・ビョンフン監督の傑作時代劇『トンイ』で、ハン・ヒョジュが演じたトンイは、明るくて純粋な女性として描かれていた。反対に張禧嬪(チャン・ヒビン)は、典型的な悪女になっていた。しかし、それは史実の通りなのだろうか。 40日後の告発 ドラマ『トンイ』の主役だったトンイは淑嬪(スクピン)・崔(チェ)氏のこ…
22代王の正祖(チョンジョ)は、朝鮮王朝後期の名君として今の韓国でも尊敬を集めている。しかも、イ・ビョンフン監督が演出した『イ・サン』でイ・ソジンが堂々たる正祖を演じ、その名声はさらに高まった。そんな正祖だが、子供は果たして何人いたのだろうか。 正祖の後継者は? 正祖の正妻は孝懿(ヒョイ)王后だった…
NHKの総合テレビで日曜日の午後11時から放送されている『100日の郎君様』。EXOのD.O.(ディオ)として知られるド・ギョンスがとても印象的な演技を披露していて人気を集めている。 ワクワクする展開! ド・ギョンスが演じているのは、朝鮮王朝の世子となっているイ・ユルだ。 ドラマの中では颯爽とした姿…
NHKの総合テレビで日曜の夜に放送されている『不滅の恋人』が描く時代は、歴史背景からすると1450年代前半だ。ドラマに登場するイ・ガンは歴史的に首陽大君(スヤンデグン)のことで、イ・フィは安平大君(アンピョンデグン)に該当する。この2人は激しく対立したのだが……。 競い合う兄弟 4代王…
それは1800年6月のことだった。正祖(チョンジョ)は急な発熱で体調を崩した。からだに大きな腫れ物もできた。その痛みに苦しみながら、彼は薬を調合する現場を自ら視察している。毒殺されることを極度に警戒していたからだ。 徐々に衰弱していく正祖 正祖が苦痛を明らかにしたのは1800年6月だっ…
写真=韓国tvN『100日の郎君様』公式サイトより NHKの総合テレビで、毎週日曜日午後11時から放送されている『100日の郎君様』が本当に面白い。ド・ギョンスとナム・ジヒョンの主役カップルも魅力的だし、波乱がたくさん起こるストーリーも興味深い。 今後の展開が楽しみ 『1…