【時代劇が面白い】内命婦と外命婦/朝鮮王朝百科5

「尚宮」とは何か
側室に与えられる品階は以下の8段階だ。
正一品 嬪(ピン)
従一品 貴人(クィイン)
正二品 昭儀(ソウィ)
従二品 淑儀(スギ)
正三品 昭容(ソヨン)
従三品 淑容(スギョン)
正四品 昭媛(ソウォン)
従四品 淑媛(スグォン)


以上の8段階は側室の品階だが、正五品より下は王宮で実際に働く女官に与えられた。中でも、正五品の名称は「尚宮(サングン)」という。
尚宮といえば、『宮廷女官 チャングムの誓い』の中に、この品階を持った女官が数多く登場した。つまり、尚宮というのは、実際に王宮で働く女官の中で一番上位だったのである。
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2021.07.29