「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.173「韓国に行きたくて仕方がない」

台形になっている地形が城山日出峰である

韓流に関わる人たちが数人集まって食事をしたとき、「韓国に行きたくて仕方がないんですよ」という話になった。思うことはみんな同じである。夏になると特に出かけてみたくなるものだが、韓国に旅行で行くのは当分無理である。

無性に行きたい

仕事でどうしても韓国に行かなくてはならない人も、現地で隔離期間があったり身元引受人をしっかり用意しなくてはならなかったり、とにかく大変だったと語っていた。
状況に応じて韓国への入国方法も変わってきているとは言っても、集まった人たちで語り合ったのは、「旅行で韓国に行くのは今年は難しい」「来年の春に韓国へ旅行でいけるかなあ」「来年の秋ごろまで無理じゃないか」といったことだった。
いずれにしても、旅行で韓国に行くのは無理、という結論になった。
そう決まると、それでも無性に行きたくなるのが韓国の持つ魅力なのだ。

私は特に済州島(チェジュド)に行きたくて仕方がない。「アワビのお粥」「豚カルビ」「剣先イカの刺身」「ウニのスープ」が頭に浮かんできて、よく夏に行ってそれらを食べていただけに、今は本当に寂しくて仕方がないのだ。
そんなことを考えていたら、さらに、行きたいところが頭に浮かんできた。それが、済州島でも特に人気が高い景勝地の城山(ソンサン)日出峰だ。
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2021.07.24