続いて、「SF9」からのバトンを受けた「THE BOYZ」。自動的に「SF9」とマッチングされたが、ヒョンジェはむしろラッキーだったと語った。選曲の話し合いをしているとき、練習生時代、「SF9」の「Easy Love」を練習し、エリックがいまだに覚えていると踊ってみせたり、ヒョンジェとチュハンニョンを中心に「K.O.」の“水車ダンス”にチャレンジしてみたり(グダグダでできなかったが)、いくつか候補曲が出る中、ニューが「SF9」というと「O Sole Mio」が真っ先に思い浮かぶと意見を出した。チームマッチングのとき、「BTOB」ウングァンもとっさに口ずさんだ曲だ。K-POPでは珍しいラテンポップナンバーなので、サンヨンも「まだやったことのないジャンルだから、挑戦してみてもいいかも」と後押しし、「O Sole Mio」を選曲した。
また、ステージへのプレッシャーからいろいろ悩んでいるという「THE BOYZ」は、「Road to Kingdom」でしのぎを削った同志である「ONF」(HYOJIN、E-TION)、「ONEUS」(ファヌン、ソホ)、「VERIVERY」(ドンホン、カンミン)と久しぶりに会う時間を設け、悩みを分かち合い、激励を受けた。そんな仲間たちからの応援にヒョンジェは、「Road to Kingdom」に一緒に出たチームの分まで頑張ると改めて覚悟を決め、プレッシャーという呪縛を解いた。
そうして新しいジャンルに挑戦することを決めた「THE BOYZ」は「O Sole Mio」にタンゴを組み合わせ、壮大なサウンドにアレンジ。悲劇的なストーリーのパフォーマンスで、鳥かごの中で、女性ダンサーと踊るジュヨンはもちろん、メンバーたちの華麗なタンゴやシンクロダンスはさすが「THE BOYZ」。見惚れてしまうほど美しく、太陽を弓で撃ち、日食を作るエンディングも強烈だった。いつもエンディングに何かあると期待させ、その期待に応えるのが「THE BOYZ」のすごさだ。
3組目は「ATEEZ」から指名を受けた「iKON」。第1ラウンドのとき、2組ともカムバックと「KINGDOM」の撮影を平行していたという共通項があり、中間結果の発表の際、席も隣同士だったので、他愛もない話をしながら交流を深め、JAY(ジナン)は制作発表会のとき、「ATEEZ」ホンジュンと電話番号を交換したというTMIも。
JAYは第2ラウンドでは自分たちが1位となり、「ATEEZ」が2位となったら嬉しいと話していたが、「iKON」は中間結果で5位とくすぶっている状況。朝まで練習し、朝日を見ながら、練習生の頃を思い出し、「『KINGDOM』は僕たちを初心にかえらせてくれるね」とJAY。「終わったら、なにか僕たちにとって役に立つんじゃないか? だから大変でも一生懸命頑張るんだよ」と話し、青春の一コマのような場面も。
そんな「iKON」が選曲したのは「INCEPTION」。原曲とは全く違う雰囲気で、サビを大胆にガラリと変え、完全に「iKON」スタイルにアレンジ。映画「インセプション」をモチーフに、時空間を超越したように、自由自在に動くステージセットで、メンバーたちのカッコよさが炸裂していた。催眠をかけるようなカメラ効果を用いたBOBBYのラップも際立ち、グルーヴ感のあるジェスチャーやダンスなど「iKON」らしさが随所に出ていて、見る人を圧倒するステージだった。
ステージが終わった後、JAYは「心残りがないステージだった」、DK(ドンヒョク)は「スカッとしている」と手応えを示していた。
この日、放送最後に第1ラウンドの動画再生回数評価とグローバル評価の結果が発表されたが、これを合算するとどのような結果となるのか、まだ分からない。第1ラウンドと第2ラウンドの最終順位や点数は、第3ラウンドの収録で6組が揃ったところで公開される予定だとか。
つまり、6組は第3ラウンドに入る前、第1、第2ラウンドの順位を確認した後、第3ラウンドに臨むことになり、その模様は第7話(5月13日放送)で公開される予定だという。