「個別インタビュー」韓国出身アーティストSiwoo、日本ソロデビュー曲「素敵な人よ」は「愛の不時着」のようなイメージで作曲!

韓国出身のアーティスト、音楽プロデューサー、作曲家であるSiwooの日本ソロデビュー作となる配信シングル「素敵な人よ(시간처럼 가주라.)- Korean Version -」が4月14日(水)にリリースされた。
Siwooは2008年に韓国でアイドルグループHoney boysとしてデビュー。 2010年にグループ名をT.O.Aに変更し、日本でライブ活動も。これまでJYJ、Sexy Zone、SDN48などへ楽曲を提供している。
「素敵な人よ(시간처럼 가주라.) - Korean Version -」は、Siwooが作曲し、海蔵亮太に提供した「素敵な人よ」を自ら韓国語でセルフカバーした楽曲。過去の忘れられない恋愛を引きずる自分との決別を歌った、壮大なラブバラードだ。同曲が、USEN週間リクエスト洋楽ランキング(3/31、4/7付)で2週連続1位を獲得したことから、急遽、配信シングルでの日本ソロデビューが決定した。そんなSiwooに書面インタビューにて、同曲に込めた想いや聴きどころ、また今後の活動についても聞いてみた。

-まずは自己紹介からお願いします。
シンガーソングライター、音楽プロデューサーのSiwooです。以前はグループで活動していましたが、ソロになってからは主に作曲やプロデュースをしています。皆さん、よろしくお願いいたします。

-日本ソロデビューおめでとうございます。
ありがとうございます!
-ソロデビューの話を聞いたときは、どう思われましたか?
日本でソロデビューを具体的に考えた事が無かったんですね。でも、心の中ではいつか歌いたいな…という気持ちは持っていて、作曲のときはいつも自分で歌う気持ちで作曲してきました。今回、海蔵亮太さんの曲からデビューできることになって、感謝でいっぱいです。ありがとうございます。

-デビュー曲は海蔵亮太さんに楽曲提供された「素敵な人よ」のセルフカバーとなりますが、元々この曲を作曲したときは、どのようなイメージで作られたのでしょうか?
そうですね。イメージ的には、2人は別れなければいけないけれど、本当はすごく好き。“ロミオとジュリエット”みたいな、“愛の不時着”のような、2人はすごく好きだけど会えない。でも、別れなければならない。そんなイメージです。
-今回Siwooさんのデビュー曲となる韓国語バージョンは、海蔵さんの「素敵な人よ」とも、海蔵さんとコラボした「素敵な人よ - chingu version -」とも歌詞が違いますが。
日本語の歌詞をそのまま直訳するよりも、韓国人の心に響くような歌詞にしたかったんです。「素敵な人よ」の世界観が、韓国人の心にスッと入るようにしたくて、歌詞を変更しました。

-曲を聴いたファンの方からは、優しく切ない歌声で、海蔵さんとはまた違う曲の世界観が素敵だと大好評ですが、ご自身が思う韓国語バージョンならではの魅力、ポイントというと?
話すような歌い方で、メロディを歌うというよりも手紙を読むような感じで歌っているところです。自分の心に“こんなにツライ思いが大変だから、時間よ早く流れてよ”とお願いする気持ちなんです。海蔵さんの「素敵な人よ」は、相手に伝えている感じ。今回の私の「素敵な人よ(시간처럼 가주라.) - Korean Version -」は、今の自分に伝えている感じ、ですね。

-レコーディングに長い時間を費やしたということですが、特にこだわった部分や難しかった部分はどういうところでしたか?
海蔵さんの「素敵な人よ」を完成させるまでに、本当にたくさん海蔵さんの歌に触れ、いつの間にか海蔵さんが表現する「素敵な人よ」が私の世界観の一部となるくらい魅了されていたんです。レコーディングをするまではそれに気付かなかったのですが、自分の歌を聞いて海蔵さんの世界観の色を強く感じ、もっと自分の色を入れて新たな世界観を表現するために、納得できるまで何度も録り直しました。
それぞれ別の世界観に仕上がっていると思いますので、ぜひ海蔵さんの「素敵な人よ」、2人が生み出した「素敵な人よ - chingu version -」、そして今回の「素敵な人よ(시간처럼 가주라.) - Korean Version -」を聴き比べていただけたらと思います。
-これまで海蔵さんの楽曲を多数制作されていて、海蔵さんとは縁が深いようですが、プライベートでも交流はありますか?
ハイ。ごはんを食べたり、お互いに相談したりもします! 海蔵さんは作詞を始めたばかりなので、作詞の話が多くて、私は日本スタイルの作曲や日本文化の話題が多いですね。
-今回の日本ソロデビューに関し、海蔵さんから応援のメッセージや曲を聴いた感想などはありましたか?
ハイ! SNSで「ぜひ聴いてください」と応援してくれたり、「完全にSiwooさんの色になっている」と言ってくれて、すごく嬉しかったです。

-ミュージックビデオの撮影で、公園や新大久保(?)にも行かれているようですが、印象的だった撮影エピソードがあれば教えてください。
人生2回目の新幹線で、お弁当を食べたのが一番楽しかったです(笑)。東京で雪を見たことがなかったので、すごく寒かったんですけど、雪を見たのも楽しくて面白くて(笑)。私の好きな映画が「Love Letter」で、韓国でもすごく人気で、いろいろな芸能人がマネしたりしていて、雪山の撮影は本当に楽しかったです。あと、チーズドックも初めて食べたんですが、おいしかったです! 日本で人気になった理由が分かりました。

(2ページに続く)

2021.04.16