韓国映画初のクローン人間をテーマにしたアクションファンタジーSF映画「徐福」を演出したイ・ヨンジュ監督が、13日午前、映像でのインタビューを通じて「徐福」の演出とキャスティング過程を公開した。
イ・ヨンジュ監督は、コン・ユとパク・ボゴムのキャスティングについて「コン・ユに対する好感は以前から持っていた。『徐福』のシナリオを書いてから1番目のキャスティングはコン・ユだった。パク・ボゴムは『徐福』を2013年から書き始め、その後、キャスティングの段階で渉外することになった。最初にシナリオを書くときはパク・ボゴムに対する情報がなかったが、キャスティング段階にはトップスターになっていた。実は、徐福役にパク・ボゴム以外の選択肢がなかった。幸いパク・ボゴムが選択してくれた。キャスティングで本当に運が良かった」と笑った。
コン・ユとパク・ボゴムのコンビについては、「ふたりのビジュアルは、みんな好きじゃないか?多くの方が喜ぶだろうと信じた。ただ男性の観客はプレッシャーを感じるかも分からないという考えもした。コン・ユは、命に限りある役割を引き受けたので、すごくダイエットした。病弱さを表現するために極端なダイエットを続けた。みんなが食事をするとき、ひとり鶏のささ身の弁当を持ってきて食べた。それがとても哀れだった。徹底的に食事管理をするのを見てすごいと感じた。コン・ユが前作『82年生まれ、キム・ジヨン』の撮影をするとき、現場を訪ねたので会うことができたが、その時に会ったコン・ユと『徐福』のコン・ユの印象があまりにも違っていて驚いた。それを『徐福』を通じて維持するのを見て、また驚いた。ストレスがすごいだろうが、神経質な部分を見せないのもすごかった。いい人に会ったと思う。コン・ユはロマンスが強い俳優だったが、『徐福』では人間の弱くてもろい姿が新たに見えるようだった」と期待感を伝えた。
また、パク・ボゴムについて「パク・ボゴムの徐福は無垢な感じと怖い感じという二面性を表現しなければならない。パク・ボゴムがこれまでの作品で無垢なイメージをたくさん見せてくれた。しかし、私は怖い雰囲気も見せることができると思った。カメラを通じて見せられたとき、本当に驚く点が多かった。『徐福』を通じてパク・ボゴムの再発見ではないかと思う」と称賛を惜しまなかった。
「徐福」は、15日に劇場とOTTプラットフォームTVINGで同時に公開される。