その時、ピョンガンが現れてオンダルをかばった。ピョンガンは父の平原王(キム・ボムレ)の前でオンダルが愛する人だと明かし、オンダルもそれを認めた。続けてオンダルは、王に名前を聞かれて「高句麗のテ・モダルだったが、5品位頭大兄、順奴部第17代首長オンヒョプ将軍の息子オンダルと申します」と堂々と正体を明らかにした。
王はピョンガンを結婚させないため、諸家会議の貴族たちの前でオンダルの頬を叩いて宮廷から出るように命じた。ピョンガンも父の気持ちを知り、オンダルと共に旅立った。二人はみんなを確実にだますため、鬼谷の人たちにも結婚したと明らかにし、市場でも姫がアホと結婚したという噂を広げた。
鬼谷の人たちは、姫として戻ってきたピョンガンに気まずい雰囲気だったが、オンダルの妻になって鬼谷の住民としてのピョンガンをすぐに受け入れた。彼らは妻の実家で初夜を過ごすという高句麗の風習に従って、ヨムドゥク(チョン・ウンピョ)の家に二人の部屋を準備した。
予想していなかった初夜を迎えたピョンガンとオンダルは、言葉で説明できないようなこそばゆい雰囲気だった。偽りの結婚であることを強調し続けた二人は、いろいろ言い合っているうちに口づけをした。
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