『スタートアップ:夢の扉』の主人公たちの専門職はIT関係だった
最近の韓国ドラマは、10代や20代の若い層の影響が強くなり、ドラマのファンの関心も現実の社会問題に移ってきました。それにともなってキャラクターが変わりました。私たちの周囲にいる平凡なキャラクターが主人公として登場するようになったのです。
主人公の職業は専門職?
ドラマで扱われる事件の背景や人間関係の設定もとても現実的になり、主人公たちが抱いている問題も実際私たちが感じている就職、結婚、仕事などに関わるものにどんどん変わりました。
また、ドラマを見るファンの嗜好や関心が多様化したのにつれて、キャラクターと設定も細かくなりました。
主人公の職業も様々な専門職が多くなったのです。
しかし、このように現実を反映するようになったとしても、韓国人が好きなのはやはり登場人物たちの感情のやり取りです。どんなキャラクターがどんな設定でどんな出来事に出会っても、韓国人はそこに愛と情を求めます。これについてネットで取り上げられたおもしろいたとえ話があります。
「アメリカのドラマに出てくる医者は診療をして、警察は捜査をする。日本のドラマで医者が出たら教訓を述べ、警察が出ても教訓を述べる。一方、韓国のドラマでは医者が出たら恋愛をして、警察が出ても恋愛をする」
この話は、アメリカ、日本、韓国のそれぞれのドラマを物語っています。極端な比較かもしれませんが、それくらい韓国のドラマは恋愛がメインなのです。
人の恋愛話を覗くような気持ちでドラマを楽しむのが韓国人の癖です。
ドラマの設定やキャラクターがたとえ現実を反映しても、やはり内容は恋愛一辺倒になりがちなのです。
構成=「ロコレ」編集部
コラム提供:ロコレ
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