ユナク(SUPERNOVA)がプロデューサーを務め、育成プロジェクト「G-EGG season1」を経て結成された日韓合同グローバルグループ、NIK(ニック)のデビュー前初のお披露目イベント「NIK STARTING OVER -01」が、2020年12月30日(水)、31日(木)に東京・Zepp Tokyoで開催、ニコニコ生放送で同時配信された。
残念ながらシヒョクが体調不良により欠席となったものの、日本と韓国それぞれで活動をしてきたメンバーが一つの舞台に集った今回の公演は「G-EGG season1」に共に参加し、後のカウントダウンライブで正式にメンバーとして加入することが発表されたテフンをゲストに迎え、大きな盛り上がりを見せた。
ファンミーティングとライブが各4公演ずつ、計8回行われた中から、今回は30日(水)12:00からのファンミーティングと、14:30からのライブのレポートをお届け。
12:00からのファンミーティングは、日本語が堪能なテフンとユンソルがMCを担当し、メンバーひとりひとりを掘り下げて知ることができる企画が満載。ソロでのダンスを披露したゴンミン、ユンソル、史也、ラップで魅せた太一、アコースティック・ギターの演奏にのせて抜群の歌唱力を発揮したパク ハ、日向、龍太、テフン、コ ゴン、ピアノの弾き語りを披露したヒョンス、得意の空手で力強さを見せた瞭と、それぞれが多彩な魅力をアピールした。また、ファンから寄せられた意見や普段のメンバー間の呼び方を参考にしながら、改めて一人ずつのニックネームをつけたり、「NIK知識王決定戦」と題し、グループにまつわるクイズを行ったりと、さまざまなコーナーを展開。冒頭、やや緊張気味に見えたメンバーたちも時間が経つにつれ、緊張がほぐれ笑顔を見せていく姿が印象的だった。
14:30からのライブの1曲目を飾ったのは、オリエンタルな雰囲気を醸すダンス・チューン“Hurricane”。パートによってステージに立つ人数が変わる激しいフォーメーションチェンジも相まって、全員が舞台の上に揃ったときの姿は圧巻。オープニングからダイナミックでパワフルな魅力を発揮したところで、休む間もなく“Jealousy”に突入。中央で1つの花を作るような華やかな振り付けも印象的で、メンバーのセクシーな表情も手伝って、楽曲の持つ色気がどんどんと増していく。
開始早々激しいパフォーマンス曲2曲を届けたところで、改めて自己紹介と本日の意気込みへ。ファンへの感謝や気遣い、当日を迎えた感想を通じ、短いながらも持ち前のキャラクターが垣間見える言葉のチョイスし盛り上げる。「(会場では)みなさんが大きな声をだして応援ができない分だけ、自分たちがもっと頑張ろう」というオーディエンスに配慮したリーダー、ゴンミンの言葉も胸を打つ一幕だった。
全員が椅子に腰掛けながらのパフォーマンスとなったミディアムバラード“あの時へ”を切なくしっとりと聴かせたあと、ユニットコーナーへ。パク ハ、コ ゴン、龍太、日向、テフンのボーカルチームは東方神起の“Bolero”を披露。高難易度の楽曲を時にパワフルに、時に繊細に歌い上げる5人の姿に、胸が熱くなった人も多いはず。ラップチームは、ボーカルチームのステージに続き登場のテフン、そして太一がステージへ。声質の異なる二人が力強いラップの掛け合いを見せたあと、ポップなトラックにのせて瞭があらわれ、クールなラップを届けた。ラストを飾ったゴンミン、ヒョンス、ユンソル、史也によるダンス・チームは、複数の曲を組み合わせ、緩急をつけながら異なるテイストのパフォーマンスで魅せていく。短い時間ではあったがユニットステージで、NIKのバラエティに富んだ魅力を改めて感じる時間となった。
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