「SUPER JUNIOR」の15周年人生グラフを作るコーナーでは、2011年に「Mr.Simple」がリリースされ、日本で初めてドーム公演(京セラドーム)や、「SMTOWN LIVE」パリ公演を行ったというエピソードから、「この年がK-POPの始まりだと思う」とシウォンが話していたのも印象的だった。
そして、数々の賞を受賞し、人気絶頂だった2012年をピークにし、世界中がコロナ禍で苦境に立たされている現在まで、下降線を描くグラフを作ったが、最後はやはりイトゥク。「グラフを見ると、力がわいてきます。これから上がっていくだけですね」とポジティブにとらえ、締めくくった。MCのお手本のように、まとめるのが抜群に上手い。
これまで1度も成功したことがない「ランダムプレイダンス」も、今回また挑戦したのも見どころだった。大ヒット曲「SORRY, SORRY」で安定感のあるスタートを見せ、ヒット曲メドレーを難なくこなしていたが、「It's You」と「Lo Siento」が怪しく、グァンヒは甘くみて「成功」と判定したが、メンバーたちは「正直、これは失敗」と自ら失敗を認めた。とはいえ、「SUPER JUNIOR」が「ランダムプレイダンス」に挑戦したということに意義があり、成功は20周年まで残しておくと意欲を見せたメンバーたち。放送後、「すごかった」、「何度見ても面白い」などファンからは大反響だった。
最後のコーナーでは、「バランスゲーム」で優勝したドンヘが希望通りMCを務め、クイズコーナーを進行。「SUPER JUNIOR」の歴史を振り返る問題だったが、歌詞のチョソン(初声:音節の最初の子音)クイズで、ヒチョルがそう見えたのだろう。日本人がキュヒョンを呼んだとし、日本語で「あのキュヒョン」と答えて冗談を飛ばす場面も。
さらに、エンディングあいさつで、中国語で話すキュヒョンに続き、日本語担当だとし、ドンヘが日本語で「皆さん、僕たちの今回のアルバム期待してくださいね。皆さん、愛してるよ」とメッセージ。
続けて、画面には映っていなかったが、「愛してるよ」と言うシウォン(?)の声も聞こえた。
今回は日本に関するエピソードや、メンバーたちが直接日本語を話す場面も見られ、日本のE.L.F(「SUPER JUNIOR」のファンの呼称)にとっては、かなり嬉しい回になっただろう。