Q. 「サイコメトリー あいつ(原題)」についての初印象はいかがでしたか?作品のどんなところに惹かれて出演を決めましたか?
ジニョン:まずタイトルを聞いた途端、愛着が湧きました。もちろん監督と脚本家が素晴らしい方たちなので惹かれたのもあります。“サイコメトリー”という超能力は重みがあるんですが、“あいつ”という軽快な言葉を合わせたアンバランスな組み合わせに魅力を感じました。完璧でない役柄だというのもこの作品を選んだ理由です。超能力者というと超人的なイメージがありますが、「彼はサイコメトラー」のイ・アンは完璧ではない能力で筋違いの捜査をするんです。でもそれがのちに解決の鍵になるのが魅力的で、是非演じたいと思いました。
Q. イ・アン役を演じられましたが、どんな役柄ですか?
ジニョン:暗い過去を持った人物です。痛みを隠すために、あえて大げさに明るくふるまうキャラクターです。そしてタイトル通り、サイコメトリーという超能力を持っていて、その能力を隠しているんですが、後でジェインと運命的な出会いをします。そして過去の苦しみを克服していくんです。
Q. 落ち着いているイメージがあるジニョンさんですが、ジニョンさんご自身と、元気でハツラツとしているイ・アンの似ている点、異なる点はありますか。
ジニョン:両方あると思います。予想外に似ていた点は明るい性格でした。僕にももちろん明るい要素はあるけど、アンほど活発ではないと思っていました。ただこの役を演じる過程で僕もアンのような愉快な部分があるということに最近気づきました。
Q. イ・アンという役柄の一番の魅力は?
ジニョン:アニメに出てきそうなケンカが強いキャラです。強いからかっこいいというわけではないのですが。自分の愛する人々を守ることができる力を持っている魅力的なキャラクターです。それから相手の悪い部分をあからさまに表現しない寡黙で慎重な面もあると思います。
Q. 今回、役を演じる上で参考にした人物やキャラクターなどはいましたか?
ジニョン:たくさんありますが記憶に残っているのは「スラムダンク」の桜木花道で、アンの序盤の性格に非常に近い部分があったので参考にしました。桜木花道のバカだけど明るくて気性の荒いところがアンに似ていると思いました。
Q. 物語の序盤では高校生役を演じていましたが、久しぶりに制服を着た感想はいかがでしたか?
ジニョン:あくまでも僕個人の意見ですが、また着てもいいなと思いました。まだまだイケると思います(笑)
Q. また、高校生役を演じるにあたって気を使ったところはありますか?
ジニョン:一応高校生役なのでシワが気になりました。アイクリームをたくさん塗りました(笑)
(2ページに続く)