性暴力の被害を告白した韓国歌手チャン・ジェイン(29)がニューアルバム「不安の探求」を紹介し、これまでの思いを伝えた。
チャン・ジェインは19日、自身のSNSに長文を掲載。「不安の探求」は18歳から自分の中で夢見てきたエピソード、10代・20代の記録が詰まっていると明かした。
また「当時のわたしは、傷ついた人間は大きな羞恥心や罪悪感を抱いて生きるべきだということに対し、何か間違っている気がしていた。それでも結局、最も大きな宿題はわたしに残されたつらい感情に、わたしがどう打ち勝つかだった」と告白した。
罪悪感、羞恥心、劣等感、不安、低い自尊心、敗北感、被害意識、トラウマなどの感情に対して説明なく綴り出していたチャン・ジェインは「人間はこうした感情に否定的だ。これは誤ったことだからすばやく払いのけようと、(だけど)私は反対に、この感情が人生に向けた変化の始まりだと思っている」と自身の考えを述べた。
最後に彼女が「『より良いわたし』『新たな目標』に向かってわたしを成長させてくれる最高のエネルギー」として、否定的な事柄を自身だけの動力で昇華させることを改めて誓うと、多くのネットユーザーは彼女に対して応援のメッセージを送っている。
一方、チャン・ジェインは過去に経験した性暴力被害を打ち明け、大きな反響を呼んだことがある。チャン・ジェインは「18歳のとき、口にしたくない事件をきっかけに酷い不安障害、発作、呼吸困難、不眠症、拒食・暴食などが押し寄せてはじめた」と打ち明けた。また、それらの傷が自身が成長できるチャンスとなるよう願った。
さらに「思いの外、性犯罪の被害者は自分がそうだったように羞恥心や罪悪感を抱きながら生きている。わたしの場合は同じような経験をした歌手を見て力をもらいながら耐えた。わたしと同じ事件、同じような経験に遭った誰かの、(わたしの告白が)力になればうれしい」と自身のつらさを吐露した理由を明らかにした。
WOW!Korea提供