去り際、ウソクは「とても光栄でした。ありがとうございました。お疲れさまでした」と深くお辞儀をし、その姿を見たゲコは「去っていく姿もカッコいいですね」と見送った。チームマッチングに失敗となったウソクだが、「自分を改めて振り返り、意味のある時間だったと思います」と感想を伝えた。
ウソクは放送後、「PENTAGON」の公式SNSに「僕にとって新たな挑戦であり、経験でした。見て学んだことも多いし、感じたことも多かったので、これからも皆さんに少しずつ成長していく僕の音楽をお届けします」とファンに向け、メッセージを出している。清々しい挑戦だったように見受けられた。
これまで、現役アイドルラッパーでは、シリーズ3で「iKON」のBOBBYが優勝、シリーズ4で「WINNER」のMINOが準優勝したのを最後に、好成績を収めたアイドルラッパーはいない。前シリーズの8でも、「MIXNINE」の優勝者で「D1CE」のウ・ジニョンが出演したが、やはり第2次予選で脱落している。第2次予選の壁はかなり高いということだ。
また、ラッパーとは思えぬ美貌で、ひと際目を引き、男性ラッパーたちをどよめかせ、目をくぎ付けにした女性ラッパーがいた。ユ・ダヨンだ。放送後、実は2017年3月にデビューし、2019年
5月で解散したガールズグループ「LIPBUBBLE」のリーダー、ソリンだということが分かった。同じく第2次予選で脱落となったが、合格者よりも強烈なインパクトを残し、注目を浴びている。たとえ脱落しても、見る人の印象に残ったという意味では、アイドルラッパーたちの挑戦も成功だったのかもしれない。