しかしながら、後で訪れた別れの後遺症によって彼は崩れてしまった。愛しながらも申し訳なさだけを伝えた過去を回想しながらつらく苦しい感情を吐き出したのだ。パク・ボゴムは、申し訳なさと悲しみが込められた眼差しと胸がチクチクと痛むような涙の演技で劇的な雰囲気を最高潮に導いて見る人の涙を誘った。

続くエンディングも目が離せない感性的な熱演を披露した。バク・ソダムを訪ね、「僕は君と別れることはできない」と断固たる態度で切ない眼差しを伝えた。パク・ボゴムの決然としながらも物悲しい目つきは、サ・ヘジュンの切迫した心境をそのごとく表現して視聴者の胸を痛めた。
この日パク・ボゴムは、いくつかの困難な状況に瀕したサ・ヘジュンの複雑な心理を密度の高い感性的な演技で繊細に表現しながらキャラクターの叙事を更に深く完成させた。眼差しひとつですべての感情を完全に伝達するパク・ボゴムの演技に自然と没頭させられると評価された。

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