【見どころ 1】社会を投影しながら、多彩な技法で描かれる韓国アニメーションの最前線
「誰かに何かを“伝えたい”存在たちの物語を集めた作品集」と題された韓国短編プログラム1「To you」では、インディ・アニフェストで 2 回目の大賞を受賞したチョン・ダヒ監督の『動きの事典』、韓国・日本・エクアドルの 6 人のアニメーション作家がリレー形式で映像をつなぐ『それでもいい』などを上映します。
「存在と存在の“関わり”から生まれる物語を集めた作品集」である韓国短編プログラム2「With you」では、かわいい動物のキャラクターに韓国社会の暗部が投影される『マスコット』(キム・リハ)、甘酸っぱい少女漫画の世界をユーモアたっぷりに描いた『愛は夢と現実の交差路で』(チェ・ヒスン)、などを上映します。
●インディ・アニフェスト 2019
リレーアニメーション・プロジェクト
『それでもいい』
●インディ・アニフェスト 2019
一般部門優秀賞
『マスコット』(キム・リハ監督)
●インディ・アニフェスト 2019
観客賞『愛は夢と現実の交差路で』
(チェ・ヒスン監督)
©KIAFA
【見どころ 2】東南アジアから中東まで、アジア全域へと拡張するアニメーション文化の波を体感
『アジアのさまざまな地域からの物語を集めた作品集』であるアジア短編プログラム「アジアのカタチ」では、文字通りインディ・アニフェストのアジアコンペ部門から、大賞の『ぼくがオオカミ?』(アミル・オウサン・モエイン/イラン)や、『墓地での一夜』ヤエル・レイスフィルドゥ(イスラエル)など、広大なアジアの各地から集まった、それぞれの文化を感じさせる作品をご紹介します。
●インディ・アニフェスト 2019
アジア部門 審査委員特別賞
『一毛所有』(チャン・グンチョン、ツェン
・スィーワン、ウォン・ズィーイン監督)
●インディ・アニフェスト 2019
アジア部門 観客賞
『性格変更スクール』(関口和希監督)
●インディ・アニフェスト 2019
アジア部門 上映作
『墓地での一夜』
(ヤエル・レイスフィルドゥ監督)
©KIAFA
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