「命」や「絆」をテーマに作品づくりを手掛けてきた株式会社アイエス・フィールドが、「1999年の夏休み2020ver」を上演することが決定した。
「1999年の夏休み」は、原作・岸田理生、監督・金子修介のタッグで1988年に映画化され、いまだに多くの熱狂的ファンを持つ作品だ。
生前の岸田と共同作品を手掛け、事実上、岸田作品の継承者でもある野口和美とアイエス・フィールドが出会い、「家族愛」「友情」「命」といった本作が持つストーリーのテーマ性がアイエス・フィールドの作品づくりと合致。
2020年のコロナ禍だからこそ届けたい物語として、今回の企画に至った。
本作では、映画版ではカットされた、家族の深い絆、そして友情を超えた少年たちの愛を大胆に描き、岸田の念願だった男性俳優による舞台版を、野口が彼女の十七回忌に寄せ10年ぶりに新しいバージョンとして上演する。
また野口作品には欠かせない、ダンサー・演出・振付家でもあるコンドルズのスズキ拓朗がステージングを担当。
朝田淳弥
砂原健祐
千葉冴太
中嶋海央
朝田淳弥、テジュ、砂原健祐、千葉冴太、中嶋海央らのような若き次世代の俳優から、ダンサー・アコーディオン奏者でもある清水ゆり、舞台界注目の実力派女優 蜂谷眞未、昭和・平成・令和の演劇界を担う東京ヴォードヴィルショーの石井愃一まで、彩り豊かな俳優陣が作品を繊細かつ鮮烈に描き出す。
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