Q.視聴率が高かった時はどんな気分ですか。
こんなにまでヒットすると実感がわきません。周りから「『トッケビ』を超えたって、『SKYキャッスル』を超えたって」と言われて、グッときました。俳優人生に二度とこのようなことはないと思っています。視聴者とコミュニケーションができたというのがうれしいですね。
Q.2001年映画「受取人不明」でデビューして20年目に突入しますが、特別な一年になりそうですね。
うまくいこうとやってもそうはいかず、連続ホームランを打つようになったが、こうなるとは誰も思っていませんでした。多くの方が第一の全盛期じゃないかと言ってくださるんですが、すごくありがたいことだと思っています。私がうまくいって一番喜んでいるのは家族です。何回もの失敗の連続で、つらいのを見守ってくれていたから。私はやっと始まるという感じです。道で会った方の温かいあいさつも経験し、やっとスタートするという感じがして、もっと良いものをやっていくために、再び始めなきゃという感じです。一方では不安や焦りが混じっています。自分に鞭を打ち続けるようになりました。より長く見つめようという気持ちで、軸を持っていくのが宿題だと思います。
Q.原作のイギリスBBCの大ヒットドラマ「女医フォスター 夫の情事、私の決断」を見てから臨んだのですか。
台本をもらった時に原作を見ました。台本と照らし合わせながら見ていましたね。原作はタイトルからそうなんですが、主人公にフォーカスされているんですが、「夫婦の世界」では“夫婦”にフォーカスされているんです。また病院で話せる女性の社会的一だとか、女性問題として拡大させてもいます。そういう話も含めてこうして話題になったのではないかと思います。
Q.最初、ソン・ジェヒョクをどう思いましたか。
悪い奴だと思いました(笑)。ひどいことを言われてもお構いなし…インタビューするたびに女性記者の方は本当に共感なさっていました(笑)。妻のコ・イェリムや、チ・ソヌを始めとした周りの人々を傷つけ、また専門職の位置にある人物なのに、一時的な欲求から増幅させようとする点、また偽善的に容認できない姿まで含まれていると思いました。他のドラマではなかなかないセリフがあったんですが、ジェヒョクがイェリムに「暇なら犬でも飼いな」と言うシーンがあるんです。子どもがほしいという妻に言うことではないじゃないですか。このセリフはジェヒョクという人物を本当によく表現していると思いました。
Q.序盤は女性遍歴がひどいキャラクターで共感が難しかったと思いますが…。
もちろん全ての悪役の時はそうです。殺人犯の役では殺人に共感して演じるのではないので。ソン・ジェヒョクは彼が持つ悪い姿をまず引き出すことにしました。友人との関係、数々の女遊び、そういったものは実際にも我々がどこかで聞いた話でもあります。そういう点において現実的な部分が多いと思い、台本によく書かれていると思いました。
Q.ソン・ジェヒョクは序盤と2年後、そして後半の姿において大きな変化があった人物ですが、そういった変化を演じる点において難しかったところはありませんでしたか。
私も心配した部分の一つです。序盤の話が終わり、2年後の姿が出てくるんですが、2年間どのように過ごしたのかその過程が見えませんでした。考えてみたらソン・ジェヒョクのような人物がむしろ簡単に変われると思います。考えの多い人物ではなく、何かのきっかけがあるほどそれに従って変われる人だと思いました。演じながら合っているのかなと思ったり、表現は難しくなったりしたけど、果たしてソン・ジェヒョクが変化してコ・イェリムと復縁まで可能なのかと言われるようにまでなり、ありがたく思っています。
WOW!korea提供
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