<Wコラム>「東方神起」と「JYJ」、両ユニットの歴史的なコラボを期待する

<Wコラム>「東方神起」と「JYJ」、両ユニットの歴史的なコラボを期待する

2003年12月、BoAとブリトニー・スピアーズのコラボステージに流星のごとく現れた5人の少年たち。四字熟語のような古臭いグループ名からは想像もつかないビジュアルと美声で、デビュー曲の「ハグ(Hug)」からヒットを連発し、あっという間にK-POP界を代表する国民的アイドルグループに上り詰めた。

何を隠そう、5人時代の「東方神起」のことである。

デビュー以降は、負け知らずの快進撃を続けていた彼らだったが、2009年に起きたあの騒動によって、5人のチームは真っ二つに別れてしまった。しかし、そんな試練の中でも、2人の「東方神起」と3人の「JYJ」は、それぞれのファンに支えられながら、今なおアジア最強のアイドルの座をキープしている。

そしてことしは、デビュー10週年というメモリアルな1年だったこともあり、2つのユニットは第2の全盛期を迎えているかのように旺盛なライブ活動を続けている。

まず、「JYJ」だが、先月行われた東京ドームコンサート「2014 JYJ Japan Dome Tour 〜一期一会〜」では、観客席をぎっしり埋めながら約2時間45分間の熱いステージを披露した。「JYJ」としてデビューした2010年以降のヒット曲やメンバーのソロステージで、5万人を観衆を魅了。

なお、権利問題上、ことしも「東方神起」時代の歌をファンの前で歌うことは一度もなかったが、この日はついにそれを実現してみせた。最後のアンコールステージで、日本で発売した珠玉のバラード曲「Begin」を熱唱してくれたのだ。

「JYJ」が「東方神起」時代の歌を披露したのはこれが初めだったので、この感無量な演出には観客も涙とともに熱い反応をみせた。

メンバーのジュンスは、「『Begin』をコンサートで一度は歌いたかった。観客へのプレゼントになりそうな曲を1曲くらいは用意したかった」とし、選曲の理由については、「歌詞のメッセージがファンに伝えたい私たちの気持ちを代弁しており、メンバーとの思い出も多い曲だから」と説明した。

一方、2人の「東方神起」は、今月の6日と7日にソウルのオリンピック公園体操競技場で2年ぶりとなる韓国コンサート「TVXQ!SPECIAL LIVE TOUR -T1ST0RY」を開催した。

デビュー10周年の集大成を見せるかのごとく、約3時間に及び、30曲以上の楽曲を披露。アンコールステージでは、「HUG」、「I Believe」、「My Little Princess」、「Rising Sun」など、日本と韓国でのそれぞれのヒット曲が立て続けに流れた。

日本では、2人体制になってからも、海外アーティスト初となる5大ドームツアーを達成するなど、3年間200万人以上のファンを動員した「東方神起」。

今回の韓国コンサートの直前に開かれた記者会見では、「時間が経っても『東方神起』という名前は残していきたい」とし、「辛かった時期もあった。でも、誰かにとっては私たちのステージが希望と夢につながるかもしれないので、これからもコンサート公演にはさらに力を入れたい」と抱負を語った。

海を隔てたそれぞれの時空の中で行われた「JYJ」と「東方神起」のステージ。今や30代前後の立派な青年に成長したかつての少年たちが、「10年」という歳月の荒波に揉まれながら獲得してきた高いパフォーマンス力がひしひしと伝わってきた。

来年以降は、軍隊問題などもあるが、両ユニットの歴史的なコラボを期待しながら、引き続きエールを送りたいと思うこの頃だ。

WOW!korea提供

2014.12.13