防弾少年団(BTS)の所属事務所Big Hitエンターテインメントが昨年、創社以来最高の実績を出した中で、停滞したエンター株が今の勢いを継続できるか関心が傾く。 SMエンターテインメント(以下、SM)とJYPエンターテインメント(以下、JYP)、YGエンターテインメント(以下、YG)など、“韓国3大企画会社”は、今年新人を出して名声を守るという計画だ。
4日、金融監督院電子公示システムによると、Big Hitの昨年の売上額は5872億ウォンで、前年対比95%増加した。 営業利益は24%増加した987億ウォンを記録した。 特に、Big Hitの営業利益は、SM(404億ウォン)とJYP(435億ウォン)、YG(20億ウォン)の営業利益を合わせた数字より多い。
ここに防弾少年団が最近アメリカ・ビルボードのメインアルバム チャートである「ビルボード200」で5週連続上位圏を記録して、「ソーシャル50」チャートでは142週連続1位を独占し、“史上最多1位”と“最長期間連続1位”という大記録を継続していて1分期も鼓舞的だ。
ただし、防弾少年団もコロナ禍は避けられなかった。 今月予定された韓国コンサート「BTS MAP OF THE SOUL TOUR – SEOUL」を取り消したのに続き、北米ツアーまで延期することになったのだ。 Big Hit側は「新型コロナウィルス感染症にともなう不確実性による状況が、当社に及ぼす影響を現在としては予測し難い」とした。
もちろんこのような状況は他の企画会社にも同一に作用する。 韓国を始め、日本と東南アジアなどで開く予定だったコンサートとファンミーティングなどが、続々と取り消しまたは延期された。 SMとJYP、YGなどエンター3社の売り上げで日本の比重は20%台の水準なので、証券街はコンセンサス(展望値)も大幅に低下した。 一例として“エンター株の最年長者”のSMの場合、わずか1カ月前の1分期営業利益コンセンサスが127億ウォンだったが、現在は48億ウォンで大きく下落した。