●人の心に寄り添えるプロファイラー
仕事に関しては冷徹なソヨンだが、「とても人間味があります。相手の気持ちに共感して悲しんだり怒ったり、そんな性格が魅力的」とチン・セヨンも語るように、人の心の痛みに敏感で、優しく温かい面も持ち合わせている。
16年前に起こった遊園地の放火事件で母を亡くしたソヨンは、同居中の父グチョル(イ・デヨン)を気遣い、家族のように慕う神父ドンヨン(パク・ウォンサン)の元をたびたび訪れる。カン・ゴン(チュ・ジフン)がピンチに陥ったときはさりげなく慰め、彼女の姪ダイン(シン・リナ)にとっては良きお姉さん的存在だ。新人刑事のソ・ヨハン(オ・スンフン)の前では、頼れる先輩としての顔も見せる。
犯人の心理を読み解くだけでなく、傷ついた人の心にも寄り添うことのできるソヨン。まっすぐで善良なオーラを漂わせるチン・セヨンは、これまでの刑事モノで描かれてきた冷徹なプロファイラーとは一味違う、人間味あふれるキャラクターを見事に演じきった。
●マニッシュなファッションも見どころ!
現代を舞台としたドラマへの出演は、2015~16年のウェブドラマ「ステキな片想い」から約4年ぶり。韓服以外のファッションが見られるところも嬉しい。
これまでの出演作ではスカート姿が多かったが、本作ではほぼゼロ。プロファイラーという役柄に合わせ、パンツスタイルで落ち着いた色のジャケットや白いシャツを凛々しくも女性らしく着こなしている。ヘアメイクも控えめだが、ナチュラルだからこそ際立つソヨンの芯の強さや美しさから目が離せなくなるはず!
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