【時代劇が面白い】名作『女人天下』は文定(ムンジョン)王后の側室いじめをどう描いた?

 

出来の悪い畑には……
文定王后は「内訓」を見せながら、側室たちに内容を語ってみよ、と迫る。敬嬪・朴氏を初め誰も答えられないと怒りをあらわにして、「そなたたちは殿下の枕元でお世辞を並べることしか能がないのか」とどなりまくる。さらに、頭を下げているだけの側室に向かって、こう言い放つ。
「100回読んできなさい。出来の悪い畑にはクズしか育たない」
ここまで言われてしまった側室たち。反発して意地でも「内訓」を読み切ろうとしたが、敬嬪・朴氏だけは行動が違った。彼女は文定王后の前で土下座して謝罪する。

文定王后が無視すると、それを聞いた中宗が自ら「敬嬪・朴氏の罪を許せ」と言ってきた。それでも文定王后は、「秩序を守るため」という理由で、王の願いを聞き入れなかった。

以上のように、『女人天下』では王宮入りした文定王后の強気な一面を強調していた。それは序章にすぎなかった。文定王后が数々の悪行に手を染めるのは、自分が王子を産んでからだった。
すべては生まれた我が子を王にするためだった。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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コラム提供:チャレソ

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2020.03.10