「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流VOL.113 「芸能人と軍楽隊」

民間支援も重要な行事

軍楽隊といえでも、最初は通常の現役兵と同様に、5週間の新兵訓練を受けた。
そこで陸軍兵士としての基礎的な技術を習得したうえで、今度は師団に入って軍楽隊員として本格的な軍務に就いていく。
この場合、まずは楽器の練習がメインだ。
さらに、実際に行事に参加したりする。
そういう意味でも「特技兵」にあたるのだが、陸軍の兵士であることに変わりはないので、基礎的な軍事訓練も同時に行なっていく。決して、軍務をおろそかにすることはできないのである。

ただし、公式行事は週末に行なわれることも多く、一般兵士よりも多忙をきわめるのは間違いない。
特に、民間支援も重要な行事なので、軍楽隊のメンバーが積極的に各地のコンサートに積極的に出ていく。
つまり、音楽と軍務をバランスよく兼務させる力量が必要にある。
なお、2020年6月15日から兵役期間は18カ月に完全に短縮される。軍務は1年半だ。その間にさらに音楽を極めていくことになる。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

2020.03.07