「個別インタビュー」韓国映画「PMC:ザ・バンカー」キム・ビョンウ監督が語る演技派俳優たちのスゴさ! 「ハ・ジョンウは誠実、イ・ソンギュンは近所の勉強のよくできるお兄さん」

「テロ,ライブ」の監督キム・ビョンウ×主演ハ・ジョンウが再びタッグを組んだミリタリー・サバイバル・アクション「PMC:ザ・バンカー」。舞台となるのは、韓国と北朝鮮の軍事境界線の地下30メートルに広がる地下要塞(バンカー)。そこで繰り広げられる極秘ミッションが、度重なる想定外の誤算に見舞われ、ついに世界レベルの“戦争”へと発展していく展開が、圧倒的スケールで描かれる衝撃作だ。
韓国特殊部隊の元兵士で、今は民間軍事会社(PMC)の傭兵として、作戦成功率100%を誇る隊長エイハブ役をハ・ジョンウ、北朝鮮のエリート医師ユン・ジイ役を「パラサイト 半地下の家族」のイ・ソンギュンといった韓国映画界きっての演技派2人が初共演し、白熱の演技バトルを繰り広げるのも見どころの一つ。
2月28日(金)の公開に先駆け、キム・ビョンウ監督が撮影秘話を通して、キャスト、作品の魅力について語ってくれた。

Q.前作「テロ,ライブ」公開時に、ハ・ジョンウさんから地下空間の広大なバンカーというアイディアの提案があったそうですが、そこから映画にしようと思ったのはどうしてでしょうか?
次の作品では、どんなものを作ろうかといろいろなアイディアのやりとりをしていた中で、そういう提案もあったので、私がそれをキャッチしたという感じになると思います。ちょうど要人を拉致するストーリーを構想していたので、地下の大きな空間であれば、自分なりに上手く作れそうだなと。むしろ、オープンな開けた空間よりも限られた空間での展開の方が、上手く作れるんじゃないかなと考え、少しずつ作業を進めて作り上げました。

Q.ということは、「テロ,ライブ」のときから、次回もハ・ジョンウさんと作品を作ろうと?
そうですね。逆に、そう思わない人がいるんでしょうか?(笑)一度、作品をご一緒した人であれば、また一緒にやりたいと考えると思います。
-監督から見たハ・ジョンウさんの俳優としての魅力というと?
誠実さじゃないかと思います。演技がどうかという前に、もちろん演技は上手いですが、その前に誠実であるということです。作品に誠実に向き合う姿勢、そして、時間をかけて練習を重ねるという点、そういう部分が監督の立場からみると、大きな魅力です。ルックスもステキですが、ルックス以上に内面的な部分がカッコいいと思います。(2ページに続く)

 

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2020.02.27