放送終了した「検査内伝」のイ・ソンギュンとチョン・リョウォンは、これまでドラマや映画に登場した検事とは違った検事キャラクターを演じた。二人の熱演により「検査内伝」の検事は少し特別な記憶として残りそうだ。
今月11日午後に放送されたJTBCドラマ「検査内戦」最終話では、イ・ソヌン(イ・ソンギュン)とチャ・ミョンジュ(チョン・リョウォン)が特別調査団よりも支部を選ぶ様子が描かれた。
イ・ソンギュンが演じたイ・ソヌンというキャラクターは、主人公らしくない主人公だ。いわゆる凛々しい姿は見えない。イ・ソヌンが直面する現実は私たちの日常と似ていて、イ・ソヌンもやはり完璧な人間ではなかった。イ・ソヌンと逆にチャ・ミョンジュは完璧だ。事件や仕事を処理する能力や検察で培ってきたキャリアもイ・ソヌンは追いつけない。
だが、感情的だったり人間的な魅力はない。これまで映画やドラマで描かれてきた検事は、極端な犯罪を犯したり、不正を働いたり、過度に正義を振りかざしたり、そういうキャラクターだった。そしてその姿は、実際のニュースや事件の中の検事とも似ていた。