安定したギター演奏で、Siaの「Chandelier」のカバーを披露した。すでに、YouTubeチャンネルでこの曲のカバー映像がアップされており、“5段階高音”が話題のファンにはお馴染みの曲だが、生で聴くと、圧倒的な声量、歌唱力がダイレクトに感じられ、まさに鳥肌モノだった。
元々バンドが好きで、日本の音楽が好きになったきっかけもバンドだったというキム・ジェファン。X JAPANやONE OK ROCKの曲が好きだと話し、いつか自分もバンドの生演奏で公演をしてみたいと願望を語った。
ここからは、キム・ジェファンがファンから寄せられた質問に答える「何でも質問コーナー」へ。日本語で書かれた質問は、藤原に耳打ちしてもらいながら、日本語で読み、韓国語で書かれた質問も「日本語にして読みたい」と質問は全て日本語で読んだキム・ジェファン。「日本語で読んでも、質問の意味は分からない」と笑っていたが、日本のファンへの優しさが感じられた。
「最近失くしてしまったものは?」という質問では、「ケータイ、どこに置いたっけ?」ということがしょっちゅうあり、物をよく失くす方だと答えたキム・ジェファン。「初めて練習したギター曲は?」という質問では、「いとしのクレメンタイン」と答え、アカペラで歌ってみせる一幕も。
「どういうお肌のお手入れをしたら、そんなにキレイなんですか?」という質問では、まずはキレイにメイクアプをしてもらっていることもあるが、普段から肌の状態は悪くない方だと前置きし、「特に何もやっていないです。洗顔するだけです」と答えると、客席からは羨望の声が続出。「あとは、よく寝ることが大切です。寝ないと肌が荒れてきますから」とモチ肌の秘訣を明かした。
他にも、日本の食べ物ではすき焼きが好きなことや、一番行きたい国はスペインで、サッカー好きなので、メッシに会いたいとも。すると、藤原が冗談で、まさかの「ご本人登場?」みたいなノリをすると、キム・ジェファンもそれにのっかって、驚きの表情で口を押さえながら、ステージ袖を見るという、ノリの良さを見せ、お茶目な姿も垣間見せた。
再びライブステージに戻ったキム・ジェファンは、ソロデビュー曲「Begin Again」と愛着があると話していた「Who Am I」を続けて披露。パワフルかつ情感豊かな歌声を響かせ、特に、「Who Am I」では最後の部分で、WIN:Dに歌ってといわんばかりに、マイクスタンドのマイクを客席に向けると、自分は背中を向けてダンスを踊るパフォーマンスで、ファンの目と耳をくぎ付けにした。
スクリーンに「MOMENT」のレコーディングの様子を収めたメイキング映像が流れた後、ギターを抱え、黒の衣装に着替えたキム・ジェファンが再びステージに登場。ワイルドさを漂わせながら、ジョン・メイヤーの「I Don't Need No Doctor」、ヤン・ジュンイルの「Rebecca」のカバーステージで、パワフルな魅力を発揮した後、「皆さんのために準備しました」と今回唯一の日本語曲となる、ONE OK ROCKの人気バラード曲「Wherever you are」を披露。ギター演奏から始まり、歌い出しの「I'm telling you♪」で、早くもファン絶叫。「愛してるよ♪」でも黄色い悲鳴があがるなど、ファンはうっとり。
そして、サビに入るとキム・ジェファンは情熱的に、迫力いっぱいに歌い上げ、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。
そうして熱く感動的な雰囲気の中、会場をバックに記念撮影へ。ここで、WIN:Dによるスローガンイベントも同時進行された。キム・ジェファンが客席に背を向けているタイミングで、ファンは一斉に「また来てくれてありがとう。おかげで今日はとっても幸せ」と韓国語で書かれたスローガンイベントを掲げて、写真をパチリ。
もちろん、キム・ジェファンはそんなことが行われているとも知らず、撮影が終わって、振り返ると、スローガンが掲げられている光景に、思わず目を丸くし、「オーマイガット!」とビックリ。
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