「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.107 「パルパル四天王」

それぞれの新作

4人の俳優の中で、やはり今一番勢いを感じるのがパク・ソジュンだ。彼は、世界的に大ヒットしているポン・ジュノ監督の映画『パラサイト』にも、冒頭の数分間だけ特別に出演して重要な役を演じている。
さらに、1月31日からJTBCで放送が始まる新作ドラマ『梨泰院クラス』でも特異なキャラクターを演じている。
そのキャラクターとは何か。ソウルでも有数の繁華街の梨泰院(イテウォン)を「自分の街にしてみせる!」というとてつもない野望を持ったパク・セロイという青年を演じるのだ。
彼は『キム秘書はいったい、なぜ?』では、究極のナルシストを演じてラブコメでも大いに真価を発揮していたが、今度は青春群像劇の主役として飛躍することだろう。
また、テギョンの新作は『ザ・ゲーム:0時に向かって』である。これは、1月22日からMBCで放送が始まっているが、テギョンが演じるのは、人間が死ぬ間際のことが見えるという予言者だ。

そんな不思議な人物が恐ろしい殺人事件に巻き込まれているというのが、『ザ・ゲーム:0時に向かって』というドラマのストーリーである。
今年も「パルパル四天王」の活躍からは目が離せない。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

2020.01.25