『パラサイト 半地下の家族』“半地下”と“豪邸”は街ごとセット!? 撮影監督&美術監督ら特別映像とコンテ画像が到着!

“半地下”も“豪邸”もまさかのセット!! 撮影、美術のこだわりを語る

物語は、日の当たらない“半地下”と、高台にある“豪邸”を中心に、豪華キャストのアンサンブルで展開していく。名役者たちの表情を引き出した撮影について、そしてセットのこだわりについて撮影監督ホン・ギョンピョとプロダクション・デザイナーのイ・ハジュンがコメントした。

撮影についてギョンピョは「本作は一人の登場人物についての話ではないので、全ての役者の間で本当のエネルギーが生み出され、私たちはたくさん笑いました」と、撮影は活気のあるものだったと振り返る。「セリフの多い人物中心の映画なので、レンズは執拗に役者の顔を映しているのですが、彼らの新たな一面を見ることができたのは非常に楽しい経験でした。特に、ソン・ガンホは膨大な数の映画に出演してきていますが、この映画で彼が見せた顔はまた新しいものでした」と、名優ソン・ガンホがさらに新しい表情を見せたことに驚いたと語った。

そして驚くべきことに“半地下”や“豪邸”など撮影に使われた多くが、セットで創られている。ハジュンは「最初に私たちが思いついたコンセプトは、高い場所にあるパク家の邸宅と、低い場所に広がる半地下アパートのギテクの家族の家のコントラストでした」と、キム一家とパク一家の格差を立地で表現したとこだわりを明かす。

さらに「空間にリアリティを求めました。多くの時間を費やして、ソウルの再開発が予定されている古い町並みや、歴史ある集合住宅を歩き回りました。パク家の邸宅は映画の中では有名な建築家によって設計されたものという設定だったので、モダンだけれどエレガントなオープンセットを建て、家具や小物など内装にもこだわりました」と、物語の設定に沿ったよりリアリティなセットを創ることができたと自信をのぞかせた。さらに、街の細部まで精密なコンテを描いて形作った半地下住宅街についてインタビュー映像で、「ハエや蚊も実際に飛ばしました。地下特有のカビ臭さを出そうと意識した」と映像では映らない「匂い」や雰囲気への強いこだわりをもって挑んでいたことが分かった。

交わることのない 2 つの家族の出会いで猛烈に加速していくストーリー展開の面白さもさることながら、さまざまなこだわりが隠れた撮影法やセットにもぜひ注目してほしい。
画像ダウンロードはプレスセンターからお願い致します。 出演: ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チャン・ヘジン

監督:ポン・ジュノ(『殺人の追憶』『グエムル -漢江の怪物-』) 撮影:ホン・ギョンピョ 音楽:チョン・ジェイル
提供:バップ、ビターズ・エンド、テレビ東京、巖本金属、クオラス、朝日新聞社、Filmarks/配給:ビターズ・エンド
ⓒ 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED /2019 年/韓国/132 分/PG-12/2.35:1/
英題:PARASITE/原題:GISAENGCHUNG/ www.parasite-mv.jp

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2020.01.15