裁判所は「被申請者は、国民の知る権利を満たすために放送を企画したというが、視聴者に不確かな情報を提供することが国民の知る権利を満たすことや正しい世論の形成に寄与するとは考えにくい」とした。
また、「番組予告が放送されて以来、ネットなどでは膨大な数のコメントと関連記事が浮上し、ほとんどの内容は申請者がキム・ソンジェを殺害したか否かに集中している。放送で、キム・ソンジェを殺害したのは申請者である可能性が示唆されれば、申請者の人格と名誉は毀損され、回復が困難となる」と述べた。
テレビで公開された予告番組では、キム・ソンジェの死因を追跡する様子が映されていた。特に、28か所もの注射跡が注目を集めた。予告シーンでは、専門家たちがキム・ソンジェの体から発見された28か所の注射跡に対し「謎」と述べていた。
元恋人の弁護人は19日の裁判後、取材陣に対し「被申請者は、今年8月の放送と特に変わった内容もなく、再度放送するだけだという。目新しい内容でもなく、視聴者の関心が高いから再度放送するという様子だった」と主張した。
さらに「最近、人気芸能人らがネットの書き込みによって自殺するケースが増えている。事実と異なる書き込みは個人を再起不能にさせる。これを裁判所でも熟考し、放送を未然に防いでもらえたら幸い」と加えた。
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