防弾少年団の公演は、サウジアラビアの遺跡観光庁が今年実施した「サウジシーズンプロジェクト」のひとつである「リヤドシーズン」の開始を華麗に飾ることとしても期待を集めている。「サウジシーズンプロジェクト」は、サウジアラビアで地域別に祭りを開催するものだ。6月と7月に「ジッダシーズン」が開催され、「リヤドシーズン」は15日から12月15日までリヤド全域で開催される。 ARAB NEWS（アラブニュース）などの現地メディアは、防弾少年団の公演を「リヤドシーズン」中に開催されるフェスティバルとみなして主なイベントとして紹介している。これは現地ファンを魅了した防弾少年団の魅力が、「サウジシーズン」プロジェクトにも活力を吹き入れるはずだと期待していると見られている。

KOTRAによるとサウジアラビア内でも、若い層とマニア層を中心にインターネットを通じて韓国音楽と歌手に対する関心が少しずつできていた。ドラマはドバイ、エジプトなど周辺中東国家の放送を通じて接してきた。2018年4月には商業映画館が再び開館し、エンターテインメント庁(General Authority Entertainment) などが新設された。防弾少年団の今回のサウジアラビア公演は、K-POPと韓流に対する新しい入口となると予想される。

リヤドスタジアムで会った15歳の少女が、防弾少年団の「Boy with Luv」のダンスを踊った。防弾少年団のカバーダンスで現場のアーミーから声援を受けたこの少女は、歌手チョンハ、IZ*ONE、EVERGLOWなど多数のK-POPグループのダンスにもすっかりはまったと専用のインスタグラムを公開した。プトン(27)さんは、今月末に開催される「LOVE YOURSELF：SPEAK YOURSELF」のソウル公演を見に行くと浮き立った表情で語った。

防弾少年団の魅力はサウジアラビアだけに通じたのではない。防弾少年団の公演開催の知らせに、サウジアラビア周辺の国のアーミーもわくわくした。彼らはリヤドでの「LOVE YOURSELF：SPEAK YOURSELF」公演のニュースが公式発表されてから、Twitterに「#UAEwantsBTS」というハッシュたグをつけて防弾少年団の訪問を念願する思いを伝えてきた。
防弾少年団は、今年5月にアメリカのロサンゼルスを皮切りに、シカゴ、ニュージャージー、ブラジルのサンパウロ、イギリスのロンドン、フランスのパリ、日本の大阪と静岡に続いてサウジアラビアのリヤドまで世界9都市で17回公演のスタジアムツアーを記録するようになった。世界で約90万人の観客と会ったわけだ。

「LOVE YOURSELF：SPEAK YOURSELF」ツアーは、26、27、29日にソウル蚕室（チャムシル）オリンピック主競技場で開催される公演を最後に終了する。防弾少年団は、その後12月6日にアメリカのカリフォルニア州イングルウッドにある「ザ・フォーラム」で開催されるアイハート・ラジオの年末フェス「ジングル・ボール」にステージに上がって公演を披露する。

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