第14回「覚えたい慣用句・前編」
kポップの曲の歌詞を見てもハングルの慣用句がたくさん出てきます。慣用句は使う頻度が高いので、数多く覚えれば、それだけで有利です。今回はハングルで特によく使う3つの慣用句を取り上げます。
慣用句1 オッテヨ(어때요)
オッテヨ(어때요)というのは、「どうですか」「どうなの?」というニュアンスを持った言葉です。
ただし、「オッテヨ」を使う場合は、同時にからだで示したり、感情をこめて言ったりすればなおいいでしょう。
とにかく、韓国の人は「オッテヨ」をよく使います。何か言葉の間が空くと「オッテヨ」と意味もなく使うくらいです。本来は相手への問いかけの言葉ですが、お互いの会話の口火をきるような形で「オッテヨ」を使うことも多いようです。
さらに、「ヨジュム(요즘)」という言葉を覚えればいいでしょう。これは「最近」という意味です。知り合いに街でバッタリ会ったら、「ヨジュム オッテヨ?(요즘 어때요?)」と言えば、「最近はどうなの?」という意味になります。
慣用句2 チョアヨ(좋아요)
たとえば、好きな人の顔を見ながらチョアヨ(좋아요)と感情こめて言ったら「愛しています」となります。これはめったなことでは言えませんが、普通の付き合いの中で気軽に「좋아요」といえば、「いいですよ」という肯定的な意味になります。
もう1つ、「チョアヨ」には「オーケーですよ」という意味もあります。「一緒に行かない?」と聞かれたら、「チョアヨ」と答えて一緒に行けばいいのです。
繰り返しますと、好意を持つ人の目の前で瞳を見つめながら「チョアヨ」と言えば「愛しています」になってしまいますが、日常会話で気軽に「チョアヨ」と言えば、「いいですよ」「オーケーですよ」という意味になります。
そして、「チョアヨ」という慣用句は、ニコリと微笑みながら使ってみましょう。そうすれば、相手の人も笑顔を返してくれるでしょう。(2ページに続く)