【おうちでハングルレッスン】【初級編14】Kポップファンのためのハングルかんたん講座

慣用句3  ケンチャナヨ(괜찮아요)
ケンチャナヨ(괜찮아요)という言葉は、「大丈夫です」「構いません」といった意味です。韓国人の性格を評して「ケンチャナヨ精神」とよく言いますが、これには「なんでもオーケー」といったニュアンスがあります。
親しみがこもっているのですが、一方では「いい加減」「適当に済ませる」という意味も含んでいます。
もちろん、人間関係を円滑に進めるときに「ケンチャナヨ」という言葉はとても重宝します。
たとえば、電車の中でとなりの人がぶつかってきて謝っているとすれば、「ケンチャナヨ」と返事をしてあげれば、その場はおさまります。
そういう点でも、うなずきながら「ケンチャナヨ」と言うのは、人間関係を円滑にする言葉だと言えるでしょう。

講師=ウィ・ソンジュン+康熙奉

(写真右)ウィ・ソンジュン(魏聖銓)
1968年ソウル生まれ。1992年に来日し、学習院大学で日本語日本文学博士を取得。現在は法政大学をはじめ、多くの大学で韓国語を教えている。著書は『New!韓国語&会話』(右文書院)など。コラムニストとして日韓の文化の違いについても論じている。
(写真左)康熙奉(カン・ヒボン)
1954年東京生まれ。在日韓国人2世。韓国の歴史・大衆文化や日韓関係を描いた著書が多数。主な著書は『ヒボン式かんたんハングル』『韓流スターと兵役』『韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の歴史と人物』。

2020.05.17