ポン・ジュノ監督が、自身の代表作「殺人の追憶」のモチーフとなった実際の事件「華城連続殺人事件」で容疑者特定のニュースに接し「犯人を捕まえるため、終わりの見えない努力を続けた警察に拍手を送りたい」と明かした。
1日(現地時間)、米国メディア「LA TIMES」によると、ポン監督は先月27日、ロサンゼルスで開かれた映画フェスティバル「Beyond Fest」に出席し、先ごろ韓国で華城連続殺人事件の容疑者とされる男が特定されたことについて、このように明かしたという。
ポン監督は「華城連続殺人事件は、韓国であまりに衝撃的な事件だった。韓国社会にとっては、大きなトラウマとして残ってしまった」とし、「私が『殺人の追憶』を手掛けたとき、犯人についてたくさん考えてみたのだが、犯人がどのようにして出来上がってしまったのか、とても気になっていた」と語った。
また、警察官から記者まで、事件に関連した多くの人物と接触しながら作品をつくり上げたことに言及し、「ついに先週、犯人の顔を見ることができた。私の感情を説明するためには、もう少し時間が必要だが、いまは何よりも犯人を捕まえるため終わりの見えない努力を続けてきた警察関係者に拍手を送りたい」と自身の思いを明かした。
なお、華城連続殺人事件の容疑者として特定されたイ・チュンジェは、警察による取り調べの末、去る1日、ついに自白したと報じられた。
WOW!korea提供