3組目、昼公演のトリを飾ったのは、8月27日にデビューしたばかりで、今回の「KMF」が日本初上陸となるX1。メンバーたちを生で見られるとあり、すでに期待値MAX。登場前から、会場がざわつき始め、ついに、赤と黒モチーフの衣装を身にまとったメンバーたちが登場すると、一気にその歓声が大爆発!
センターのキム・ヨハンが、足の負傷により、イスに座ってのパフォーマンスとはなったが、韓国の音楽番組で11冠(9月23日現在)を達成し、旋風を巻き起こしているデビュー曲「FLASH」で幕を開けると、パワフルな圧巻のパフォーマンスを目の当たりにしたファンの掛け声も大きく響き渡り、会場の熱気は早くも最高潮に。その熱気のまま、セクシーさ炸裂の「U GOT IT」と続くと、メンバーたちの表情、仕草、動きなど一つ一つに大歓声が上がり、会場は興奮のるつぼと化した。
メンバーたちが「Fly High X1! アンニョンハセヨ X1です」と全員であいさつすると、割れんばかりの大歓声。「X1のサランドゥンイ(愛らしい子)ソン・ドンピョです」、「皆さん楽しいですか? 僕はX1のミンヒです」、「僕はX1のチャチャ(チャ・ジュノ)です」、「こんにちは。僕はX1のヒョンジュンです」、「こんにちは。僕はX1のスンヨンです」、「僕はX1のヨハンです」、「こんにちは。僕はX1のキム・ウソクです。よろしくお願いします」、「こんにちは。X1のスンウです」、「こんにちは。X1のウンサンです」、「こんにちは。僕はX1のハンギョルです」、「X1の末っ子ドヒョンです」と順番に自己紹介をするたびに、大きな歓声が上がった。
以前、東京に住んでいたことがあるナム・ドヒョンは「X1としてまた来ることになって、不思議な感じがするし、うれしいです」と話し、リーダーのハン・スンウに「東京でおいしかったのは何?」と聞かれると、「全部!」とくったくない表情で答えた。また、ミンヒは東京に来た感想について「ONE IT(X1のファンの総称)がいるから、最高でしょ!」と話し、ヒョンジュンも「東京公演は2日目ですけど、毎回たくさん応援してくれて、本当にうれしいです!」とファンの応援に感謝した。
次のステージでは、癒し系のバラード曲「I'm here for you」を熱唱し、それぞれ異なった声質を持つメンバーたちの歌声にファンはうっとり。かと思えば、続く「Like always」ではメンバーたちが愛嬌たっぷりにキュートな姿を見せ、最後にはキム・ヨハンの元に駆け寄ると、イスを回しながら、メンバー同士でジャレ合うなど、楽しそうにパフォーマンスをする姿にファンも笑顔になった。
さらに、トークタイムでファンを喜ばせたのが、“愛の告白タイム”。客席に向かって、それぞれ可愛さをアピールしながら、「I Love You」と告白していくソン・ヒョンジュン、キム・ヨハン、キム・ウソク。グループでムードメーカーのチョ・スンヨンは大きくジャンプをしながら「I Love You」を、「恥ずかしいです」と照れまくるワイルドなイケメン、イ・ハンギョルは3段階の「I Love You」でファンのハートをわしづかみ。
自分の名前を使った“あいうえお作文”で、愛の告白をすると自らハードルを上げたチャ・ジュノは「ジュ:ジュノは」、「ホ:本当に愛してる」と上手くまとめ、「もちもちドヒョンちゃん~」とメンバーから指名されたナム・ドヒョンは「ド:ドヒョンは」、「ヒョン:ヒョンとうに愛してる」と愛くるしい愛嬌を見せた。
そして、ファンとメンバーから「ハン・スンウ」コールを受けたハン・スンウは、可愛く「愛してる」と言うと、すぐに「すみません」と謝り、照れまくる姿を見せ、笑いに包まれながら、メンバーたちの告白タイムコーナーを締めくくった。
恥ずかしさで、なかなか立ち直れない(!?)ハン・スンウに代わり、チョ・スンヨンが「皆さん、僕たちの愛嬌のある姿やトーク、楽しかったですか? 皆さんが楽しいのなら、僕たちはいつでも準備ができているので、これからの活動も期待してください」と最後のあいさつをすると、ラストは「X1-MA(_ジマ)」を披露。キレキレの力強いパフォーマンスを繰り広げながら、カリスマ性あふれる姿を見せ、最後までキラキラしたエネルギッシュな華やかなステージで、ファンを熱狂させた。
“モンスター新人”らしく、パフォーマンスでもトークでも、抜群のチームワークで、11人が圧倒的オーラを放っていたX1。今後、広い世界へ飛翔し、どのような活躍を見せるのか、ますます期待させた。
3組のステージが全て終わると、エンディングは今回も全出演者がステージに集まり、「風船」を歌唱。チョン・セウンは「今日は本当に楽しかったです。早くまた皆さんと会える日が来たらうれしいです」、NATUREは「メンバーと一緒にステキな公演ができて、幸せでした。たくさん応援してくださり、ありがとうございました」、X1は「今日はたくさん来てくださり、ありがとうございました。これからもX1を見守り、ステージでの姿を見守ってください」と感想を伝え、盛大な盛り上がりで終了。まさに、アーティストとファンが共に作り上げる公演で、会場が一つになった。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
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