2組目のステージは、MCのHARUから「皆さんに癒しを届けてくれるチョン・セウンさんの登場です」と紹介された、独自の世界観を持つ“シンガーソングライドル(シンガーソングライター+アイドル)”のチョン・セウン。白シャツに黒パンツというシックなスタイルで登場した彼は、オープニング曲の「JUST U」から、客席に手を振ったり、指ハートをしたりするファンサービスで、熱烈な歓声を浴びた。
ほんわかとした癒しキャラで、“ポニョ”というニックネームで親しまれているチョン・セウン。「こんにちは。私はチョン・セウンです」とあいさつすると、「今日はたくさん寝てきました。だから、もっとポニョに似ていませんか? たくさん寝たので、ポニョ美がプンプン出ています(笑)。この会場で、僕が一番ポニョに似ていると思います」と昨年に引き続き、今年も“ポニョ”ネタで会場を爆笑の渦に。
そして、客席でうちわを持っているファンを見つけると、その写真に大爆笑するチョン・セウン。小学校の卒業写真だそうで、当時流行っていたドラマ「花より男子~Boys Over Flowers」のク・ジュンピョ(イ・ミンホ)のヘアスタイルをしていたが、ドラマが始まる前からそのヘアスタイルだったと説明。デビューしてから、その写真を見たファンから「ク・ジュンポニョ(ジュンピョ+ポニョ)」というニックネームが付けられたことも明かし、「まさか、日本でこの写真を見ることになるとは。急に恥ずかしくなってきましたね~。でも、あの頃より、成長しましたよね?」と話しながらも、動揺を隠せない様子がファン心をくすぐった。
続いては、「KMF」のために準備してきたという、3rdミニアルバム「±0(PLUS MINUS ZERO)」の収録曲「Your Favorite Song」をステージ初披露。「皆さんが好きな歌になれば、うれしいです」と透明感のある甘い声でしっとり歌い上げた後、爽やかなノリの良い曲「IRONY」で客席をあおりながら、さまざまな魅力を発揮した。
さらに、ギターを抱えると、サビの「Oh Oh Oh Oh Oh~」をファンにレクチャーし、練習した後、自作曲「Never mind」を観客と楽しく歌い、会場を盛り上げたチョン・セウン。最後は、「“シンガーソングライドル”らしい一面をプンプン漂わせながら、お別れしたいと思います。今日は『KMF』と共に、幸せな一日になることを願っています」とあいさつし、告白ソング「Feeling」を披露。キリングパートである「ニガチョア(君が好き)」のセリフを日本語で「君が好き」に変える演出で、ファンのハートを打ち抜き、虜にした。
チョン・セウンは昨年より進化したステージで、観客に極上の癒しとトキメキを与え、さらにトークでは積極的にファンとコミュニケーションを図る姿も好印象だった。
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