「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.77「パク・ソジュンの真骨頂」

対照的なキャラクター

ミソにしてみれば、自分の家の借金をすべて返し終わり、今度こそ自分の人生を思いっきり歩いてみたかったのだが……。
こうしたストーリー展開の中で、パク・ソジュンが演じるヨンジュンの混乱ぶりが本当に面白い。
誰が見ても完璧な男性だと思われるヨンジュンが、女心がまったくわからないところに落差がある。
その落差がドタバタを生み、ドラマをさらに面白くしている。

そして、パク・ソジュンが『キム秘書はいったい、なぜ?』のあとに撮影に入ったのが映画『使者』である。
役柄は一変する。
『使者』でパク・ソジュンが扮するのは、世間に対して恨みを抱えた「格闘技の世界王者」のヨンフだ。
彼は子供の頃から辛酸をなめて屈折している。しかし、守るべき世界のために壮絶な闘いに出ていく。
ヨンジュンとヨンフ……まったく違うキャラクターを相次いで演じたパク・ソジュン。多様な演技ができる俳優としての真骨頂を見せてくれた。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

2019.06.29