こうして2016年B.Iの麻薬類投薬疑惑をまともに捜査しなかったという理由でA氏が共益情報を提供しながらヤン・ヒョンソクYG前代表プロデューサーの名前も各種の疑惑に巻き込まれた。A氏を呼んで陳述をくり返し変更するように脅迫したという報道と捜査隠蔽を試みた情況が消費者の不売運動に火をつけた。
K-POPの伝播と韓流をリードしたYGのイメージはもう地に落ちた状態だ。所属芸能人の放送活動を中断してほしいという国民請願まで登場するほどに指弾の対象になった。YGに所属したというだけでも悪材と言われる状況だ。
反対にYG不売運動は他の企業に警鐘を鳴らしている。ファンはこれ以上単純な消費者にとどまらない。道徳的消費に対する関心が大きくなりながら、正直な企業の製品を消費しようとする傾向が強く現われている。「企業倫理」は重要な競争力だ。アメリカの「フォーチュン」誌が選定した世界500大企業の95%以上は倫理経営を取り入れているという調査結果もある。
今回のYGの不売運動の示唆するところは何だろう。企業が社会的信頼を失えばどんなことが起るのかをYGの事例が明らかに見せている。もう芸能企画社は、YGの状況を半面教師にしなければならない。ファンがアーティストだけでなく企業そのものも重要に思うという点を忘れてはいけない時だ。
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