「インタビュー」ハン・ヘジン×ユン・サンヒョン「私の愛、あなたの秘密」クオカード

◆撮影裏話や、空き時間の想い出など、撮影エピソードを1つで結構ですので、教えてください。

ヘジン:6話くらいでのシーンだったと思うんですけど、サンヒョンさんの台本のト書きに‘歌うように話す’と書いてあったのを、サンヒョンさんが実際に歌うんだと勘違いしてセリフを歌にしてきたことがありました。本当に真面目に。その時のセリフが、「ヒョンジュ、ヒョンジュ、セッピョル母のヒョンジュ、お義父さんの娘 ヒョンジュ、僕の妻 ナム・ヒョンジュ」だったんですけど、これを歌に変えてきたんですよ。「こういうことじゃないんですか…?」っておっしゃってたんですけど、現場でシリアスなシーンだったのにも関わらず皆で笑ってしまって。私がサンヒョンさんに離婚を切り出して、それを受け入れられないシーンだったのですが、私が我慢できずに笑ってしまってNGを出しちゃったんです。でもその次のテイクでこの歌を聞いたら、不思議と感情が高まってきて自然と涙が出てきたんです。本当に涙が止まらなくて。リハーサルの時や最初のテイクの時には笑っちゃったんですけど、集中して役に入り込んだらとても悲しく聞こえてきました。回想シーンのときもサンヒョンさんがこの歌を歌ったんですけど、とても素敵なシーンになりました。

サンヒョン:僕は元々あまりト書きを気にせずに、自分の感情に合った演技をするスタイルなんですよ。でも今回の作品は、テフンさんもそうだし、イニョンさんもそうだし、ヘジンさんもト書き通りに演じていたんです。僕だけ無視するわけにはいかないじゃないですか。じゃあ僕もしようってなったときにト書きを見たら、‘歌うように’って書かれてるんですよ。でもこのシーン自体が、夫婦の感情が高まってるシーンで、いきなり歌ったら台無しになるって思ったんです。家で色々試してみて、あのメロディーが誕生して。忘れないように携帯に録音して、そのシーンを撮る時に歌ったらスタッフや俳優たちみんなが大笑いしてました。リハーサルの時もヘジンさんも笑っていて。僕が家で練習した時はとても悲しかったのに。そのときは、脚本家がこういう意図を持って書いたんだなって思ったんですけど、脚本家からはそんな意図じゃなかったって言われました(笑)。でも、やってみようと説得して演じてみたら、ヘジンさんが感情移入して涙を流していました。

ヘジン:サンヒョンさんには、本当に感謝しているんです。難しいシーンだったんですけど、逆にサンヒョンさんが変えてくれたことによって、素敵なシーンになりました。
サンヒョン:回想シーンも素敵なシーンになったんですよ。

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2019.01.28