「インタビュー」ハン・ヘジン×ユン・サンヒョン「私の愛、あなたの秘密」クオカード

◆まず、本作に出演を決めた理由を教えてください。

ハン・ヘジン(以下ヘジン):最初は放送局での番組編成がされていない状態で台本を頂いたので、このドラマに出演したい、この役を演じたいと思いながら待っていたんです。サンヒョンさんが出演することが決まり、番組編成も決まってからはワクワクしながら撮影を待ち望んでいました。それに、最近の韓国ドラマではこういった正統派のラブストーリーが減っていたので、久々に純愛ラブストーリーに出演できるのだなと楽しみにしていました。
ユン・サンヒョン(以下サンヒョン):僕は、番組が編成されてからハン・ヘジンさんが出演するということを聞きました。

僕自身も、こういったジャンルに出るのはほぼ初めてだと思います。こういうジャンルの作品が最近少なかったので、僕の演技スタイルを変えられる良い機会だと思い緊張しましたし、ワクワクしました。

◆ハン・ヘジンさんは脳腫瘍のため余命数ヶ月の妻ナム・ヒョンジュを、ユン・サンヒョンさんは天才と呼ばれた建築家キム・ドヨンを演じられましたが、役作りにあたって何か心がけた点や努力した点はありますか?

ヘジン:主人公のヒョンジュは、余命3ヶ月を宣告され、最初は衝撃、そして恐怖、その次は決意。また、別の愛情を探そうとする熱望、家族に対する気持ちが徐々に変化していく心の様子を説得力のある演技で共感してもらわなきゃというプレッシャーがありました。余命宣告された人物を演じるためには、見た目の変化も大事だと思ったので、ドラマの後半では体重を減量しました。

そして、その人たちの心境をちゃんと経験せずには理解しにくかったので撮影の合間に車の中などで、ドキュメンタリーをたくさん観ました。撮影している間、一度も軽い気持ちで現場に向かったことはありませんでしたね。
サンヒョン:色んな感情を表現するシーンが多かったから…。

ヘジン:本当に難しかったですね。挑戦的な作品だったので、監督やサンヒョンさん、共演したテフンさんと現場でたくさん話し合いました。リハーサルも綿密に行われたので、シーンを撮るたびに時間がかかりました。

サンヒョン:僕にとっても本当に大きなプレッシャーでした。普通の建築家でもなく、天才という単語がついているので、天才建築家ってどんな人物なんだろう?どういったキャラクターを作り上げて、どういった演技をしなければいけないのだろう?とあれこれ悩みました。以前演じてきた作品とは違い、たくさん考えをめぐらせてディープな演技をしなければいけないのに、どういった深さで演じなければいけないのか…とか。単に台本を受け取って、記されているセリフを暗記しながら単にその感情に合った演技をするのではなく、色々と考えながら演じなければいけなかったので、様々な方向に道が広がっていきました。どの道を選ばなければいけないのか分からなくなって、現場でもたくさん話し合いをして方向性を決めていたのでとにかく時間がかかりました。家で、一人で練習していた時の感情のまま現場へ行くと、また変わってくるんですよ。次々に変わっていくので、どんなキャラクターを表現しなければいけないのかについても、かなり悩みましたね。

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2019.01.28