◆それぞれ役とご自身との似ている点はありますか?
ヘジン:妻という立場になってみたら、私一人のために生きてきた頃とは違い、妻として、母として、体調が悪い時や心が辛い時も自分の気持ちを隠したりするときがあるんです。そういった所が、妻や母の立場には少しは共感できるのでじゃないかなと思います。夫のために、子供のために、自分の感情を抑えながら、心配をかけたくないから自分の辛さをも隠してしまう。そういった所かな?
サンヒョン:僕は、ヘジンさんと同じく、父親であり大黒柱なので、それ故の辛いことや責任感とかかな?子供がいるので、ドラマで父親や夫の役を演じると、共感できる部分がたくさんあります。そういった役を演じていると、昔は理解できなかった感情を今では理解できたりすることはありますね。
◆お互い初共演だったかと思いますが、共演されていかがでしたか?
ヘジン:ドラマの内容が軽い作品じゃないので、撮影現場の雰囲気も重くなりそうだと思われるのですが、監督もとても朗らかで愉快な女性の監督でしたし、サンヒョンさんが本当にムードメーカーになってくれました。とても明るく楽しい雰囲気を作ってくれたので、サンヒョンさんのおかげでみんな楽しく撮影することができました。本当に感謝しています。また次も一緒に共演しましょうね。
次は、ちょっと軽くてコミカルな役を演じようねって言ってたんです(笑)。
サンヒョン:僕は撮影のとき、常に楽しく撮ろうという主義なので、シリアスな作品でも撮影現場が楽しいと演技でも良い結果が出せるんだと思っています。僕がわざとスタッフたちを笑わせたりするわけではありませんが、僕自身の気持ちが楽しいと現場に行くときも楽しく行けるじゃないですか。演技面では苦労しましたが、撮影現場はとても楽しかったです。それから、ハン・ヘジンさんの新たな姿を発見できたので、次はラブコメをしようと話していました(笑)。
◆四角関係になるユ・イニョンさん、キム・テフンさんとの共演はいかがでしたか?
ヘジン:今回のドラマでは、イニョンさんと共演するシーンが少なかったのでとても残念でした。お会いしたのは少ないですが、私とイニョンさんの気が合うらしく、現場で会う度に二人で話し込んでいました。今回のドラマで素敵な方たちに出会うことができてとても嬉しいです。テフンさんは、本当に真面目な方です。とても真面目で、情熱的で常に準備万端なので、難しい感情シーンでも私も役に入り込んで演じることができたんだと思います。
サンヒョン:僕は、その人の第一印象がそのまま最後まで続く傾向があって、最初はイニョンさんも近寄りがたかったし、ヘジンさんやテフンさんもそんな感じだったんですけど、今回の撮影でそれが全くなくなりました。イニョンさんは冷たいイメージだったし、ヘジンさんはなんかアナウンサーみたいな感じでしたし、テフンさんはスクリーンでの活躍が多いので、僕があまり映画には出たことがないから映画界に対するロマンみたいな距離感があったんだと思います。共演してみて、みんな本当に優しくて良い方たちに出会えたことに感謝しています。
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