韓国ドラマ「明日に向かってハイキック」や「童顔美女」などの大人気ドラマに出演し、その優しい微笑みと高い演技力で韓国国内はもちろんのこと、日本や中国でも人気を高めるチェ・ダニエル。そんな彼が、8月30日に入隊前最後の日本ファンミーティングを東京・ラフォーレミュージアム六本木にて開催した。
「チェ・ダニエル ファンミーティング2014~また逢える日まで~」と題された今回のファンミーティングはダニエル本人も積極的にイベントの内容を考えたとのこと。会場には、しばしの別れを前にダニエルとの再会を待ち望むファンが集合した。
軽快な音楽に合わせて登場し「元気ですか?」とファンへ手を振るダニエル。スタイルの良さが目立つブラックのスーツに身を包み、「こんにちは!チェ・ダニエルです。お会いできてうれしいです。」とあいさつをした。続けて、今回のファンミーティングを迎えた心境を聞かれると「昨年に続いて3回目のファンミーティングですが、ドキドキして緊張しています。その間いろいろなことがありましたが、また皆さんにお会いすることができてとてもうれしいです。」と喜びを語った。
ここで1つ目の企画、フォトタイムへと移った。カメラを構えるファンに向かい、可愛らしいポーズを披露。気分が乗ってきた頃には、投げキッスも。ステージいっぱいに移動し、ファンのレンズに笑顔で応えた。
トークタイムは2014年春、韓国にて大ヒットを巻き起こしたドラマ「ビックマン」の話から始まった。日本初放送を11月に控える「ビックマン」。すでに視聴したファンからは「モシッソヨー!(かっこいい)」と歓声が飛び、ダニエルも満足げな様子。続けて「実はオファーをもらった頃、演技がマンネリになってしまい興味を失いかけていた時期でした。でも偶然この作品と巡り合うことができて演技の興味や楽しさを感じることができました。今回は悪役を演じましたが、次は楽しい役でみなさんにお目にかかりたいと思います。」と真剣な顔で語った。悪役は初めて?の問いには「映画では演じたことがありますが、ドラマでは初めてです。しかし本当に初めてだったのは財閥の役です。(笑)」と話し笑いを誘った。共演したカン・ジファンについて聞かれると「カン・ジファンさんとは初めて共演させていただきましたが、多様な面をもった俳優さんです。先輩でもあるので色々なノウハウを学ぶことができ、楽しくお仕事することができました。」と話した。ドラマの中で注目してもらいたい点を問われると「とにかく私を見ていただければ!(笑)」と話し、ファンは大爆笑しながらも拍手を送った。
中央のスクリーンには日本での活動をまとめた映像が流れ始めた。2012年に行ったファーストファンミーティング、2013年のセカンドファンミーティングの様子が映し出されると、緊張している自分の姿に赤面するダニエル。「恥ずかしくて、照れくさくて…照れくさいです。(笑)」と可愛らしく感想を述べるお茶目な姿を見せた。ファーストファンミーティングを行った際の気分を聞かれると「本当に不思議な感じがしました。悪い意味ではなく動揺もしていました。日本という遠い場所でテレビや映画を通して愛してくださっている方々がいると実感して本当にありがたく感じました。」と感謝の気持ちを述べた。ファンクラブが設立したときの気分は?との問いには「正式なファンクラブができたことでみなさんと僕の間に一つの約束ができたような感じがしました。」と笑顔で語った。
続いては「ダニエル、がんばって企画♪日本の歌、うたいます☆」のコーナー。事前にファンクラブサイトでダニエルに歌ってほしい歌をファンに投票してもらい、ランキング1位になった曲を披露するというもの。1位になったのは米米CLUBの「君がいるだけで」。緊張をしているためか、お手洗いに行きたいと小走りにステージを後にする場面では会場が大爆笑に包まれた。
サングラスを掛けラフなTシャツとジーンズ姿に身を包み、すっきりした様子で戻ってきたダニエルは「なんだか世界が余裕に溢れているように見えます。」と話し、笑いを誘った。イントロが流れ出すと、緊張していると話していたことが嘘のように完ぺきに歌い上げた。ファンも一緒に口ずさみ、ノリノリでステージを終えた。鳴りやまない拍手にサングラスを外し歓声に応えた。
ステージにはラジオのスタジオが出現した。「チェ・ダニエルのPOPS POPS IN JAPAN」と題した質問コーナーではラジオ番組のようにファンからの質問に答えた。日本で一番驚いたことは?との問いには「日本に来て一番驚いたことは清潔だということ。そして日本の方が親切だということです。」と感心した様子で語った。人に言われて忘れられない言葉は?との問いには「素敵な質問ですね!」と話し、車の運転がうまくいかず助監督に罵声を浴びせられたエピソードを語り、ファンを驚かせた。心配そうな顔をするファンに「みなさん深刻に聞いていますが、笑うところですよ?(笑)」と笑顔を見せ、ファンを安心させた。また「ただ笑顔で愛してるよや、ありがとうの言葉がうれしいです。」と話した。
ここでダニエルからラッキーなファンに電話をするというプレミアな時間が。ファンは自分にかかってくるのではないかと携帯電話を握りしめドキドキ、ハラハラな様子。見事電話がかかってきたファンは驚きと興奮が抑えきれない様子。ダニエルから「僕に質問はありますか?」と問いかけられると「ないです。」と即答。なかなか話しが噛み合わない状況に、ダニエルも会場のファンも大爆笑。「これ僕のファンミーティングじゃないのかな?」とウィットに飛んだジョークでさらに笑いをさらった。
イベントも終盤に近づいた頃、ダニエルからファンへ向けての手紙が朗読された。手紙の中で一心同体という言葉を伝えたいと語り、「僕とみなさんの楽しいことと、うれしいことは2倍。辛いことは半分にしたい。僕たちは一心同体だから。」と少し言葉に詰まりながらも思いを伝えた。その流れで「告白」を披露。ファンへの思いを歌に乗せ、力強く歌い上げた。
ここでファンからダニエルへサプライズが。いきなりファン全員が総立ちになり、ZARDの「負けないで」を熱唱した。驚きを隠せない様子のダニエルは少し涙ぐみながら、一生懸命歌うファンの歌声に耳を傾けていた。
「今日はみなさんとお会いできて本当にうれしかったです。こんな風にイベントなどでは近い将来お会いするのは難しいですが、ドラマや映画などを通じて近況をお伝えできるようにしていきますので、みなさんも変わらず元気で過ごしてください。そしてまたみなさんにこうしてお会いできるのを楽しみにしています。僕はみなさんを通じて日本をもっと知りたい、歩み寄りたいと思うようになりました。そのような思いをさせてくれたみなさんに本当に感謝しています。」と話し、深々と頭を下げた。
ここで客席へ降り、握手や言葉を交わし客席をゆっくりと歩いた。ファンから「ダニエル!」と声をかけられると笑顔で応え、1人ひとりと目を合わすかのように頭を下げた。近くにいるダニエルの姿に大興奮するファンや、涙ぐむファンも見られた。最後に「みなさんが素敵な笑顔をされているのを見てうれしかったです。本当に愛しています。」と再び頭を下げた。名残惜しそうにステージを大きく使い手を振るダニエルに、ファンも今日一番の歓声と拍手で見送った。
ファンミーティング終了後にはファンクラブ会員限定の写真撮影会が開かれ、入隊が決まったダニエルとのしばしの別れを前に最高の思い出を残すことができた。
写真提供:©KOCUA
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
■チェ・ダニエル日本公式サイト「Dannyell」
http://choidaniel.jp/