「インタビュー」「僕の中のあいつ」ジニョン(B1A4)、“経験したこともない40代のおじさんについて研究した”

Q. 作曲家としてのカラーは明確ですが、俳優ジニョンとしてのカラーはまだあまり見せてくれいないようです。これからどんな姿を期待すれば良いでしょうか?

ジニョン: 僕もそう思います。ところが演技者としてどんなカラーなのかは、まだなんとも言えないようです。(笑い) 今はキャラクターをうまく生かすのに集中しています。急にぱっとカラーを変えることもできないし、抜け出すこともできないことですから。以前は、「どんな俳優になりたいか」と聞かれたら「どんな役でもうまく出来る俳優」と答えました。でも熱心にしてそうなるのは基本的に当たり前のことでした。最近は「好感の行く俳優」になりたいと答えます。俳優というだけでなく、すべての人に好感を与えることのできる人。ただ僕をパッと見た時、「あ、良い人だ」という感じを与える人になれたらいいと思います。

Q. 「好感を与える俳優」と言えば、演技者として表現の基準が他人の反応だということのように聞こえたりしますが。

ジニョン: そうではありません。ハハ。ただ良い人になりたい?俳優が好感を与えるのは実は難しいことだと思います。演技を通じて上手だ下手だが判断されることであって、その人自体に対する評価は分かりにくいですから。俳優である前に人として良い、好感を与える人になりたいという意味です。僕自体に好感を感じることができるように。そのように暮らしたいです。

Q. 演技と音楽を並行すればふたつの作業がお互いに影響を及ぼすと思いますか?

ジニョン: そうです。確かに相互作用があります。「雲が描いた月明り」にキャスティングされた時に監督が、「プロデュース101」(Mnet)の僕の姿が良く見えたとおっしゃいました。僕が出演者に対する口調や態度、歌に込められた感性がきれいに見えたそうです。「プロデュース101」が、ドラマキャスティングに影響を与えるとは本当に知りませんでした。(笑い) そして、音楽には歌詞があって演技にせりふがあります。表現法が違うだけで僕にとっては似ています。「雲が描いた月明り」で「霧の道」という挿入歌を作りました。劇中でラオン(キム・ユジョン)に対する思いを歌に込めた曲です。夜明けに録音してすぐ撮影に出たと記憶しています。その曲は、ドラマの中のせりふを見ながら作業して、その音楽を聴きながらまた演技をしました。このすべてが僕には重要です。結局演技と音楽はお互いに助けになっています。

 

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2019.01.16